『そらのま』とはインナーバルコニーの事を指します。へーベルハウスだけがやけに批判されているように見える気がするので、その口コミを斬ってみます。

『そらのま』についてはネガティブな口コミも多いね…

ほんと、ヘーベルハウスへのディスりは①断熱性②見た目ダサイ③そらのま=ムダでワンパターンなんだよなぁ。

では『そらのま』がいかに素晴らしい設備なのかを広く知らしめましょう、ご主人!
住宅系アフィリエイトサイトがヘーベルハウスをディスるときによく使うフレーズがあります。
ヘーベルハウスは①気密性が低いから寒い②デザイン性無視でダサイ③『そらのま』はムダというディスり方ですね。
特に『そらのま』は“貴重なスペースを削るのはもったいない”とか“間取りの無駄遣いである”と勉強中の施主さんの不安をあおり、一括間取り作成・見積もりサイトへ誘導するのが彼らのやり口です。

こんな思いをしたくない方はぜひ、この記事をよーくお読みになって、この一括間取り作成サイトでアナタだけの最高の間取りを作ってみてください。

旦那様!
お戯れが過ぎますよ??
あまりふざけていると…
お掃除しちゃいますよ!!

(ビクッ)
ほんの冗談です!
すみませんでした!!

はいはーい!
では、さっそく『そらのま』についてのネガティブな口コミを
バラバラに斬っていきましょう!
☑ヘーベルハウスに興味がある方
☑バルコニーを趣味に使いたいと考えている方
☑アウトドアリビングに興味のある方
〇いままで斬ってきたヘーベルハウスの口コミはこちら



お品書き
『そらのま』とはそもそも何?
『そらのま』とはそもそも何でしょうか?
口コミを斬るにしてもまずは読者の皆さんが『そらのま』と聞いて何を思い浮かべるのかを統一しなければいけませんね。
通常のバルコニーとは、下階部分から部屋の外にせり出した2階部分を指します(下図参照)。
したがってリビングとは切り離された屋外部分というイメージです。

『そらのま』=インナーバルコニーとは、この突出部分がなくなり、あたかもリビングの一部を屋外に切り出したようなイメージとなります。

〇そらのまとは?

〇バルコニー?ベランダ?絵で見てわかる解説はこちら

インナーバルコニーの一般名が示す通り、『そらのま』のような間取り・設備はヘーベルハウスだけの設備ではありません。
一条工務店にi-cubeやi-smartには『総二階』[1]1階と2階の形状と面積がほぼ等しいタイプの構造のこと。という一条ルールがあるため、バルコニーやベランダを設置するなら基本的にはインナーバルコニーです。
つまり一条工務店(i-cubeやi-smart)は設置されたバルコニーは全てインナーバルコニーと言えます。
バルコニーは全部で3種類あり
・ファインバルコニー
・コープレイJY型
・ルーフガーデン
となっています。
一条工務店i-smartのバルコニー!標準仕様は?いくらかかるの?
セキスイハイムの家も総二階となる場合が多いので、潜在的にインナーバルコニーがつきやす家ですね。

ヘーベルハウスの『そらのま』を叩くのであれば、一条工務店やセキスイハイムのインナーバルコニーも叩かなければ論理的とは言えないですよね。
それとも箱型住宅の施主はバルコニーを諦めろとおっしゃるのでしょうか??
スペースの無駄遣いなのか?
というわけで、『そらのま』=インナーバルコニーはヘーベルハウスだけの仕様・設備ではないことがご理解いただけたと思います。
以下は『そらのま』をインナーバルコニーと読み替えても通じる内容です。
インナーバルコニーについてメリット・デメリット・使い方・使用感などを詳しく書いていこうと思います。
共働き夫婦の考える『そらのま』のメリットは以下の通りです。
- 屋内空間の延長
- アウトドアリビング・セカンドリビングとして
- 庭スペースの確保
- プライバシーの確保
前述したように、『そらのま』は単なるバルコニーではなく、リビングなど屋内空間を屋外に切り出したようなイメージの間取りになります。
例えばランドリルームに面した『そらのま』では、洗濯ものを干すのに最適な空間として利用可能となります。
〇我が家の2階ランドリールーム使用感はこちら


ヘーベルハウスでは主にランドリールームやリビングに隣接して『そらのま』を設置する場合が多いようです。
〇変わり種!?な『そらのま』の利用法はこちら

最近流行りの2階リビングならメリットを最大限に生かすことができます。
フォールディングウインドウのような大開口窓と組み合わせることで、屋外をリビングの延長としてより有効につかえるようになります。
〇開放的なリビングを目指したいならこちらの記事もオススメ


土地の問題で充分な庭が確保できない、日当たりが悪いといったこともあると思います。
そのようなご家庭では屋外を庭として使用することもできるのが『そらのま』の魅力の一つですね。
〇今年の夏に家庭用プールで遊んだ話

※スカイコテージもインナーバルコニーの一種と考えていただいて大丈夫です。詳細を知りたい方のためにリンク張っときます。

こちらも土地の問題ではありますが、例えば隣家と距離が取れないなんて事は都市部の住宅ではよくある事です。
大きな窓をつけても開放できない、つねにカーテンを閉めっぱなしという事もあるかもしれませんよね。
そんなときに、リビングから『そらのま』を挟んで隣家という配置にすることでルーバースクリーンによる目隠しもできるため、ヘーベルハウスの大きな窓を存分に開放できるようになります。
〇『そらのま』のお供①ルーバースクリーンの活用法

〇『そらのま』のお供②ハンモックと天井フックの話

よく自称プロの建築家さんや、自称家づくりに詳しい人がしたり顔で以下のようなデメリットをお話ししています。
- 『そらのま』は高い!?
- 結局使わない!?
で、必要なのは知識!
まずは間取り一括作成依頼サイトで見積もりをとろう!とか、なんとか。
まぁ必要なのは知識だし、間取り一括依頼作成サイトも無意味じゃないんですけど (実際僕もブログ内で神間取りシリーズの中に書いています)、順番があるんですよね。
それに、必要なのは知識と同時に考える事だと思います。
それでは試しに『そらのま』のデメリットについて考えてみてください。
高いか安いかで言う場合はコストパフォーマンスを考えなければいけないと思うんですよね。
毎日使う設備(風呂・キッチン)に100万円は惜しくないと思うんですが、ワンシーズンしか使わない電動芝刈り機に100万円を出すのは惜しいですよね?
例えば『そらのま』が団らんだけでなく、人目を気にせず・天気を気にせず毎日洗濯ものを干せる場所であればどうでしょうか?
100万円は決して高い買い物ではなくなりますよね、さぁどうお考えになりますか??
『設置したがあまり使わない』というのは何も『そらのま』に限った話ではありません。
設置したけど使われない設備の代表にウッドデッキがあります。
〇ウッドデッキは何故使われなくなるのか?原因はこちら

使われなくなる原因は以下の点です。
- 設備の用途の想定と違った、想定していなかった
- 設備を簡単に便利に使えるようにしていなかった
つまりは、施主様と家族が『そらのま』をどのように使うか想定していて、その想定どうりに使えるかが大事ということです。
例えば、“外での食事を楽しむ団らんの場”とするなら何が必要でしょうか?
考えてみてください。
考え終わりましたか?
では答え合わせしてみましょう。
共働き夫婦は、団らんの場として以下の設備や仕様が必要と考えました。
- コンセント
- 水道
- 収納箱
- 屋外用椅子・テーブル
- 日よけシェードなど
- 汚れにくい素材の床
- BBQ用品
- インテリアグリーンの目隠し
まだ打ち合わせ初期の段階でここまで想定できるようであれば、、、
僕から伝えられることは何もありません。
が、あまり思い浮かばなかった方は、良い機会なので自身の思い描く理想の暮らし方から文章に書いてみてください。
そして理想の実現に必要なものを追記してみて下さい。
満足できる家を手に入れるのには、こうした地道な訓練がとても重要であると、経験者としてご助言差し上げます。
※『そらのま』やウッドデッキを活用するために個人で購入したものについても需要があればいずれ書こうと思います。
『ヘーベルハウスの『そらのま』はムダという口コミを斬る』のまとめ
もう一度目次をみる?

お読みいただきありがとうございました。
『そらのま』の本当のところがつたわりましたら幸いです。

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References
↑1 | 1階と2階の形状と面積がほぼ等しいタイプの構造のこと。 |
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【WEB内覧会系】
【家づくりのポイント】
【ハウスメーカー実例系】