
うぇー、食材の置き場が無いよ・・・
ホットプレートを置くとすぐいっぱいだ・・・

新居には絶対にパントリーがほしいねー!
コストコでの買いものに憧れちゃうなー☆

パントリーさえつければキッチンの収納は万事解決、そう思っていた時期が僕にもありました・・・

違ったのですか?
今のパントリーはだいぶ機能的なようにも思いますが・・・

そうね、確かに使い勝手は全然悪くないわ・・・
でもそれは綿密なシミュレーションがあればこそなの!!

読者のみなさんに高い再現性を持ってパントリーを設計していただきたいと思いまして、 我が家のパントリーがなぜうまく機能したのかという点を改めて考察しようと思います。
我が家のパントリー実例(web内覧会)だけ見たいという方は、目次の 我が家のパントリー までどうぞ。
☑パントリーを設置するか迷っている方
☑パントリーが本当に必要か悩んでいる方
☑有効な収納のパントリーを設置したい方
パントリーとは、キッチンの一部分にあるいはキッチンに隣接して設けられる小室・収納スペースである。 食品や飲料のほか、日常使う頻度の少ない調理器具や什器類をストックするために利用される。食品貯蔵庫や食器室と呼ばれる。飲食店やホテルでは、厨房から運ばれてきた料理を盛りつける配膳室のことを指すこともある。
wikipediaより引用
お品書き
パントリーが役立つ家庭とは
まず最初に、どのご家庭にもパントリーが必要あるいは有用であるわけではありません。
独り暮らし~親子3人くらいまでのご家庭であればパントリーのような小スペースを無理につけるよりも、大き目の納戸として掃除家電とともに収納部屋にする方が有用なこともあると思います。
パントリーが欲しいという意見のご家庭では以下のような目的があることが多いようです。
食品を大量買いしたとき、普段使用しない調理器具の収納、育ち盛りのお子さんに対応するためといった理由があるようです。
最近の流れとしては、災害時の備蓄庫として缶詰、水などを備えておくといった運用も増えてきているようです。
このような明確な目的に沿ってパントリーを設置する事が成功の鍵といえそうですね。
使えるパントリーに必要な4つの要素とは?
奥行 × 動線 × 収納様式 × 扉の4要素を掛け合わせると様々なパントリーが想定できます。
ご家庭の生活スタイルに合ったパターンがあれば役立つパントリーになると思いますのでシミュレーションしてみてください。
収納棚の場合、奥行がありすぎると使い勝手が悪くなります。
パントリーに収納する物の大部分は、奥行30㎝未満の大きさではないでしょうか?無駄に奥行が広くなると、取り出しにくくなってしまいます。
一般的に棚の奥行は30-40㎝がベターです。それ以上になりますと奥の方がデッドスペースになって有効利用できません。
奥にしまいっぱなしの食品や調味料は消費期限の管理がしにくくなってしまいます。さらに湿気がこもりカビの生える原因ともなりえます。
そんなバカな!?とお思いでしょうか?
僕の前住居では食器棚の奥行が深かったので調子にのって奥まで収納していたら、使わなかった食器類にカビが生えました。
ましてや新居は壁紙などから湿気が放出されカビやすい環境にあります。
〇新居のカビ対策はこちら

パントリーを食材保管庫として使うのか、備蓄庫として使うのか、あるいはキッチン家電収納として使うのかで間取りも変わってきますよね。
食材系(粉もの・乾物・調味料・菓子類)が中心の収納であればシステムキッチンの周囲に置きたいですね。
備蓄庫(缶詰・水・レトルト類)であれば災害時の持ちだしができるように玄関寄りに設置したいものです。
普段使いの缶詰や水はせいざい数個をカップボードなどに置いておけば充分です。
普段使わないキッチン家電とはバーベキュー用品でしょうか?であれば家の内側よりは外に寄せた方が良さそうですよね。
些細なことかもしれませんが、細かな使いにくさが重なると不便な感じがしてしまうものです。
動線は妥協せず粘り強く決めたいですよね。
〇動線を考える際はこちらのポイントも忘れずに

収納様式としては以下の2点があります。
- クローゼットタイプ
- ウォークインタイプ
メリットはスペースをそれほど大きくとらなくて良い点です。
デメリットは、必要スペースが小さいといっても、間口の最小単位が90㎝程度なので、その空間を取るのが厳しい場合は床下収納の利用を考えた方が良いかもしれません。
前述のように収納棚の奥行は30-40㎝にしておくのが吉です。
玄関のシューズクロークのようなイメージです。
人が入り込んで作業をするのに60㎝の通路が必要となるので、収納棚30-40㎝+60㎝程度のスペースが必要となります。
メリットは収納力、デメリットはサイズが大きいことです。だからといって余裕のある作業用通路を確保しないと、しまうのも取り出すのも億劫な使い勝手の悪いパントリーになってしまいます。
- 開き戸
- 引き戸・折れ曲がり戸
- ロールスクリーン
開き戸のメリットは扉裏にも10㎝程度の棚を造作できることです。余裕がない場合でも有孔ボードを設置すればそれなりの収納力を期待できます。
デメリットとして動線や他の窓・ドアとの干渉に気をつけなければいけません。
扉裏収納は設置できませんが、開き戸よりも干渉の心配が少なくなります。
スペースの無い場合はこちらを選択する事になると思います。
扉をつけないという選択もあります。棚を丸見えにする場合もあるようですが、見栄えが良くなる収納にする自信がないので僕はやりませんw
ロールスクリーンで目隠しをするというのが現実的ではないでしょうか。
通気性が良くなる点がメリットなので、湿気のたまりやすいウォークインタイプには相性が良いですね。
web内覧会~我が家のパントリー~

・可動棚の奥行は30㎝
5段の可動棚が設置されており、奥行は30㎝あります。
収納している中でも最大の物は花見弁当箱と円形のホットプレートですがデッドスペースなく有効利用できています。

・食材(缶詰、調味料、乾物など)を収納
調理に使う保存食が中心の収納内容です。したがってキッチンの近くに置いています。
当初からアウトドアリビングのコンセプトなので、出入り窓寄りに配置されています。今後BBQ用品が充実してきても差し支えありません。
うちの場合は納戸を別に用意していて、日用雑貨(ゴミ袋・掃除用品)や大型家電(扇風機・掃除機)、保存食(乾パン・水・レトルト食品)はそちらに置いています。

・菓子類、調理家電などを幅広く収納
それほど大きなものを置くつもりもなかったのでクローゼットタイプにしています。
棚の奥行は30㎝ですが、クローゼット内は50㎝弱の奥行がありますので、床上に大物を置くことも可能です。

へーベルハウスでの標準造作は白でした。
開き戸タイプで扉裏面には奥行12㎝のラック棚が5段設置されています。粉もの・乾物・缶詰など幅広く収納できるようになっています。
※カップボードと同じ面にパントリーを置きたい方へ。
へーベルの標準造作は白い開き戸でした。
我が家の場合、たまたまカップボードの色が白だったので違和感なく置けています。
もしカップボードが白じゃなかったら、、、
①ドアの色を特注
②ロールスクリーンにする
③場所を変えるなどインテリアの点で工夫
これらの対策が必要だったと思います。
〇100均便利アイテムの裏技

『【Web内覧会パントリー】後悔しないパントリー収納の作り方』まとめ
役立つパントリーの4要素(奥行・動線・収納様式・扉)をご紹介しました。
それぞれの要素をかけ合わせる事で、さまざまなパントリープランが立てられます。
ご家庭にとって役立つキッチン間取りの一助となりますと幸いです。
〇パントリーの実例を見たい方

WEB内覧会*パントリー
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お読みいただきありがとうございました。


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