家づくりに詳しい人でも『外壁結露って何?』と思われる方が多いのではないでしょうか?
実は共働き夫婦も最近になって知りました。
寒い日の朝に気づいたとある現象、気になって調べてみて初めて【外壁結露】という言葉を知ったんですね。
この記事では外壁結露とは何か?ヘーベルハウスなら外壁結露が生じないのではないか?という仮説についてお話ししたいと思います。
ちなみに前回の記事でALC(ヘーベル板)は断熱材ではないとお話ししましたが、断熱性能が高い(レンガやモルタルと比較してであって、決してグラスウールなどの断熱材に匹敵するわけではありませんが)のは事実です。
外壁素材にも断熱性を求めたほうが良いよというのがこの記事の結論です。
〇前回の記事はこちら


今回はまたしても結露に関する話です。

また難しい話?
難しいのは性格だけにしてください!

旦那様だって難しい話はお嫌いでしょう?
脳筋なんですから無理されないでください!

いや、君たちの相手してる時点で充分温和だよ!
それに、そんなに難しい話じゃないだろ?中学校の理科の話だよ。
てゆーかいつから脳筋設定なのさ!?

というわけで自称理系の旦那様が外壁結露に関して考察を述べます!ご興味のある方はぜひお付き合いくださいまし。

(自称理系って、一応本当に理系なんですが…)
よろしくお願いいたします。
☑外壁結露に関する豆知識を知りたい方
☑ヘーベル板の性能を一緒に堪能したい方
〇この記事を読む前に用語集はいかがですか?
〇家づくりの基本的知識はこちら

〇ヘーベルハウスの基本的知識はこちら

〇ヘーベルハウスの外壁の選び方はこちら


お品書き
外壁結露とは
外壁結露とは外壁の表面に付着する結露のことを指します。
夜間に冷却された外壁材と、日の出とともに温まった空気が接することで、外壁表面に水がつきます。
〇結露に関する考察はこちら


そもそもなぜ外壁結露について知ったか?
ある寒い日の朝に、通勤途中の地場工務店で建てられた外壁(おそらくガルバリウム)を見ていたら、なにか模様が浮いているのに気づきました。
何日かかけて観察してみると、それは水が付着した模様していたんですよね。
で、検索してみたら【外壁の表面結露】とわかりました。
この記事では外壁結露についての知識をシェアしたいと思います。
気温の低下により、外壁の温度が露点(液体に代わる温度)まで下がることによって、表面に結露します。
この結露の原因は基本的には表面温度の低下によります。
つまり、温度変化の影響を受けにくい素材で作られた家(例えばALC)は結露しにくいし、温度変化の影響を受けやすい素材で作られた家では(例えばガルバリウム)は結露しやすいといえます。
十分な断熱材で内外を隔てていれば、結露は一様に広がります。
もし断熱材が偏っていると結露に模様が生じることがあるそうです。
※柱の形が浮き出るのは自然なことだそうです。木材・鉄骨などが室内の温度を通して、外壁が露点まで下がらないので水が出ないためです。
なので結露の模様が怪しい時は、断熱材の偏りから内部結露を生じる可能性があるため、注意が必要とのことです。
前述のとおり、外部結露の模様が不均一で柱の位置とは無関係のまばらな形になっている場合は、断熱材の偏りなどを疑うそうです。
つまり外部結露は断熱材の診断ツールというわけですね。
ですが、外部結露自体は全く問題ないというわけではないようです。
北側の壁などで日差しが当たりにくい場合は結露が残ったままとなります。
金属系外壁では錆などの劣化、コンクリート系外壁では水シミ汚れ、サイディングやタイルでは目地にコケなどが生じる可能性があるそうです。
それはそれで問題ですね。
また、結露は晴れた日の方が多いですので、乾燥したホコリが風に舞いあげられて濡れた外壁を汚すこともあるでしょう。
原則は熱伝導率の高い素材、つまり熱しやすく冷めやすい建材が外壁結露を生じやすくなります。
下はあくまで素材の参考値です。
ガルバリウム系の金属サイディングの熱伝導率は0.026とされていますが、これは芯材としてウレタンを使用しているためです。
合材としての性質が0.026として評価されたものでしょう。
とはいえ表面はあくまでガルバリウム材なので外壁表面への結露は生じやすいものと思われます。
種別 | 熱伝導率 |
コンクリート | 1.6 |
ALCパネル | 0.17 |
レンガ | 0.62 |
タイル | 1.3 |
ガルバリウム | 45 |
もしかしてだけど・・・
表に示したようにALCパネル≒ヘーベル板なら素材自体の熱伝導率が低いため、表面温度が下がりにくく結露を生じないのではないかなと思っています。
周囲の家々に外壁結露が生じている今の時期でも我が家の外壁はカラカラに乾いています。
なので、実際に触ってみることにしました。
『えっ…なにこれ、あったかい』
とは流石になりませんでした(むしろ温かかったら断熱材が抜かれて内部の温度がダダ洩れしている可能性があります)。
ですが、早朝の氷点下の気温にもかかわらず、キンキンに冷えているという事はありませんでした。
表面の温度ってコンクリートにとっては重要なんですよね。
寒冷地における外壁の凍害については、ALCも注意が必要かなと思いますが今のところは大丈夫そうでした。
『もしかしてヘーベル板には外壁結露が生じない??』のまとめ
〇この記事で引用した知識はこちらの関連ブログから
もう一度目次をみる?

うーーん、やっぱりちょっと難しいじゃん!

でもこの話が分からないと、もっと大事な『壁内結露』の話ができないからなぁ・・・
もしわからなかったらtwitterのDMでもリプでも良いのでコメントください。

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