信頼できる業者を選ぶためのポイント

まずは業者の知識・実力・経験・アフターケアを確認する必要があります。
外装リフォーム業者の多くは地場展開しているので、地元での評判や口コミはおおいに参考にしましょう。
ネット情報は玉石混交です。
とくにGoogle検索は、お金を出して上位表示させている業者の広告サイトもありますし、コテコテのアフィリエイトサイト[1] … Continue readingが上位表示される傾向にあります。
例えばこんな感じ・・・ http://afi8.com/2015/11/26/13071/
これが外壁塗装サイトの裏側だったりします。
なので検索順位は外装リフォーム業者の実力を表したものではありません。
ヘーベルハウスの外壁塗装で大事な点として以下の6項目をあげます。
- ALCの知識
- 洗浄
- 塗料選び
- コーキング補修
- 塗装方法
- 仕上がり
それぞれの業者に対して、これらの視点から分析すると良いと思います。
ALCの知識とは文字通りALCに対する塗装とコーキング補修の知識と経験です。
ALCの塗装写真がどれだけ充実しているか、サイトのテキストによるウンチク披露だけでなくは実例を公表している業者が望ましいですね。
まずは実例写真を確認しましょう。
この時点で大多数のアフィリエイトサイトはふるいにかけることができます。
ALCに発生する汚れには、ホコリ以外にもコケやカビが発生する可能性があります。
高圧洗浄による外壁クリーニングは基本でしかなく、コケ・カビをしっかり落とすには薬剤を使った高圧洗浄が必要です。
このあたりの記述が甘いサイトは避けたほうが無難です。
塗料にはいくつか種類はあります。
例えばヘーベルハウスの塗装は光触媒によるセルフクリーニング作用があり、30年耐用と公式でも言及されています。
一般的な光触媒塗料でも20年以上保つとされており、その価格は最もシンプルでコスパのバランスが良いシリコンコーティング(耐用は15年未満)と比較すると価格は倍以上となります。
こういった塗料の品質と性能を無視して、一方的にハウスメーカーは中間マージンがあるから高いという論調のサイトは極めて危険です。
コーキングとは、ALCやサイディング、タイルの間の目地(=つなぎ目)部分を指します。
実はこの部分が一番劣化しやすいため塗装以上に補修のテクニックが大事になります。
そしてその方法は大きく二つあります。
ひとつは、以前のコーキングを剥がして新たにコーキング剤を充てんする方法(=打ち換え法)です。
もうひとつは、以前のコーキングを残して上からコーキング剤を盛る方法(=増し打ち法)です。
どちらもメリット・デメリットがあるのは当然ですが、増し打ち法をとにかく悪者にしたがるサイトがあります。
増し打ち法は前のコーキングが劣化していた場合、そこからの浸水リスクが高くなるため禁忌なんですが、どんな場合においても打ち換え法が必須なんだという主張をしているサイトがあります。
こういったサイトは施工業者のポジショントークの場合が多々あるので、鵜呑みにせず、しっかりコーキングの状態をよめる技術者を選ぶべきですね。
個人的には仕上がりが最もキレイなのは吹付式だと思っています。
男性ならガンプラを、女性ならお化粧を考えていただければイメージしやすいかなと思います。
例えばローラー塗装や刷毛塗り塗装(マーカーや刷毛やコンシーラーのイメージ)というのは、べたっとした平面で色がつきますよね?
一方で吹付塗装はエアブラシ(スプレー)で塗料を均一かつ凹凸形状が立体感を出し、重厚な雰囲気に仕上がります。女性であればスプレー式の日焼け止めがわかり易いかと思います。
補修にも適していて作業跡がわかりづらく、仕上がりの状態を長く保つことが可能です。
その反面、塗料を微細なスプレー状に吹き付ける過程で飛散しやすいため、同じ範囲を塗るにはコスト高になるというわけです。
ヘーベルハウスでは吹付塗装ですのでコスト高なのは当然なのですが、そこをローラー塗装でやる業者の方はたいてい叩いてきます。
塗装方法について知っている以上、そこを理由にハウスメーカーたたきをしない公正な目線を持っている業者さんに依頼したいものですね。
そもそも外壁塗装を依頼する目的の一番は、長期にわたって住み続けるための維持保全です。
なので目的を達成するために優先すべきは仕上がりの精度であって、コストは本来は2番手であるべきですね。
ただただ安い業者だけを探して、つたない塗装をされたのでは本末転倒です。
仕上がりの写真をふんだんに掲載しているサイトはそれほど多くはないですが、ぜひ探してみてください。
次項では実際に分析してみましたので見極めの実例として参考にどうぞ。
なおランキングは検索順であって、オススメ順や施工実力順ではありません。
アイセイ堂@中部地方
https://www.nishiyama-jyusetsu.com/
ヘーベルハウスの補修依頼を複数うけており、ALCの知識は問題ないかと思います。塗料は微少なセラミックを含んだ遮熱性の高いガイナという製品を使用しています。このガイナという塗料は隙間なく覆うことで機能を発揮するようです。補修例の写真も豊富で信頼性は高そうです。ただし塗装方法はローラー塗装なので、べた塗りな仕上がりとなります。元の塗装がセラミトーンマチエールF以上の質感を重視した仕様のヘーベリアン宅に使用すると、高級感を損ないガッカリしてしまうのかなと思いました。
リフォームスタジオニシヤマ@中部地方
https://www.aiseido.net/
ヘーベルハウスの補修依頼を複数うけており、ALCの知識は問題ないかと思います。塗料は多彩な模様を再現できる水性ペリアートという商品です。塗装材の性質として粒感の再現性が高いのでヘーベルハウスの外壁塗装には向いていると思います。ただしローラー塗装なので仕上がりはやはり吹付塗装の質感とは異なってしまいます。
外〇塗〇ガ〇〇:ブログタイトルとURLは伏せます
ALCについては一見かなり詳しく書かれていますが、ネット上に飛び交う情報を継ぎ接ぎしたような内容です。ALCに限らずリフォームを考えている人全般をターゲットにしているブログデザインです。本当に必要な情報を探すには不適当でしょう。
A〇〇塗装〇者ランキング :ブログタイトルとURLは伏せます
簡素なデザインで、アフィリエイト提携できるリフォーム業者を紹介するという内容です。問題なのはランキング上位全てが仲介業者(一括見積系)であるという点です。すがすがしいくらいアフィリエイトですwww
『信頼できる外壁塗装業者を見抜くポイント』のまとめ
長々と書いてしまいましたが、これで一通りかけたと思います。
まとめると
- ロングライフプログラムがあるのでヘーベルハウス経由の方が良い
- 信頼できる外装リフォーム業者を選ぶには相当の知識が必要
- ネットで探すのは至難の業、地元の口コミを大事に
- 30年ぶりに新しいヘーベルオリジナルカラーは楽しみ
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References
↑1 | アフィリエイトサイトとは:商品を紹介して売り上げの一部をマージンとして受けとることに特化したサイト、情報量は多いが精度にかけたり、実体験に基づかない情報なので信頼性に欠ける傾向がある。 |
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