ヘーベルハウスで検索される上位キーワードに『ヘーベルハウス 外壁』という単語があります。
そのキーワードでグーグル検索すると、ほとんどが外装リフォーム業者なんですよね。
この記事ではヘーベルハウスの外壁塗装を外装リフォーム業者に依頼するのとハウスメーカーに依頼するのとどちらが良いのかを真剣に検討してみました。
アイキャッチだいぶ煽り気味です、意趣返しのつもりは一切なかったのですが不快になった方はごめんなさい。

ハウスメーカーの外壁メンテナンスは中間マージンをとるからコストが高くなって損しますぜ、旦那~

ヘーベルハウスは30年間メンテナンス不要と言ってますが、適切なタイミングで壁の塗装をしないと、せっかくのマイホームが水漏れでオシャカですぜ、旦那~

と、このような煽り文句が横行しています 。
外構工事でも見た図式ですね・・・
ハウスメーカー経由のメリットを語らずして、一方的に自社(リフォーム業者)での施工を勧めるようなサイトには要注意です。

こんな節操のないサイトは・・・
お掃除しちゃいますよ!

ひぃーー!
暴力反対ー!!
というわけで、今回の記事は外壁塗装をすすめるサイトは本当に信用できるのかという点について分析します。
☑外装リフォーム業者の煽りにイラついている人
☑外装リフォーム業者の煽りのせいでハウスメーカーを迷ってしまった人
☑ロングライフプログラムをやめたいと思っている人
☑今現在リフォームや外壁塗装で悩んでいる人
※ページ内の画像はヘーベルハウス公式サイトより引用させていただきました。
※文字数が多いので2ページにわたります。前半は外壁塗装が必要な理由、ハウスメーカー経由しないメリット・デメリットをシェアします。後半では信頼できる業者の選び方についてシェアします。
ではごゆっくりどうぞ。
全体の目次をみる?
なぜ外壁塗装・メンテナンスを行うのか?

前提としてどんな外壁塗装でも劣化します。
状況によっては期待される効果を失ってしまうので適切なタイミングでメンテナンスが必要となります。
最近のヘーベルハウスの外壁塗装は基本的に30年耐用という長期にわたって安定な素材です。
〇ヘーベルハウスの外壁アルティマニア

外装リフォーム業者の施工写真をみると、かなり古いタイプのヘーベルハウス[1]旭化成ホームズのへーベルハウスは1972年設立が多いように見受けられます。
築年数が記載されていないのは意図的なのか!?
なので、セラミトーンマチエールシリーズで塗装されている最近のお宅や、今後家づくりをされる未来のヘーベリアンの方が外壁塗装で悩むのは築30年を過ぎてからという事になります。
〇ALC(autoclaved light weight concrete)とは?
一言でいうと“気泡を含んでいて軽いコンクリート”のことです。
気になった方は↓のリンクで詳細を書いています。

ALCを採用しているメーカーは多数( トヨタ・ダイワ・ユニバーサルホームなど)あります。
非常に軽量で優れた建材ですが、弱点として欠けやすい点(=クラック)があります。
こうした外壁のクラックは防水効果が薄くなり、気泡内に水が入る事で凍結によるダメージを受けやすくなってしまいます。
ただし、普通に生活していてもクラックは生じません、台風など飛来物による事故がほとんどです。
しかも、その場合は風災補償でも賄えますし、ヘーベルハウスのロングライフプログラムなら防水の損なわれた状態に対する無料保証が適用可能です。
『塗装の劣化やALCのクラックによって、建物へのダメージが蓄積してしまう前に外壁の塗装とメンテナンスを行いましょう』
というのがありがちな煽り文句となります。
ですが、前述したように、現在のヘーベルハウスの塗装は30年耐用ですし、防水機能が損なわれるクラックはそうそう発生しません。
発生したとしても無償で直せる可能性が高いんです。
この知識があるかないかは重要です。
是非焦らず冷静に家のメンテナンスプランを立てましょう。
外壁塗装をヘーベル経由しなかった時のメリット

リフォーム費用が高すぎ!!
そういう声も確かにあると思います。
ロングライフプログラムではあらかじめ住まいの大きさに応じたメンテナンス費用が提示されます。
〇ヘーベルハウスは本当に高いのか!?

我が家は500万円オーバーでした。
住宅ローンに加えてさらに、これだけの金額を捻出しなければいけないのは辛いですよね。
この費用を抑えられるなら確かに魅力的だと思います。
ただね、ヘーベルハウスには旭化成リフォーム株式会社ってのがあるんですよね。
つまりリフォーム部門は自社商品なんだけど・・・
施工は外注するのかなぁ、すみません、ちょっと情報が少なくてわからないです。
少なくともヘーベルハウスに関しては中間マージンで高くなっていると一概に言い切れない部分がありますよね?
ヘーベルハウスに限らず、ハウスメーカーであればオリジナル外壁塗装など特別な商品を持っています。
この特別な商品のために、基本的に見積もり比較に応じられないという形になっています。
その点においては競合の外装リフォーム業者に相見積もりをとらせたほうがお得と言えますね。
外壁塗装の技術および塗料のチョイスは塗装専門である弊社にお任せくださいというアレですね。
要はハウスメーカーのオリジナル塗装というのは、市販のペンキに何かしら混ぜ物をしただけだけの粗悪なものだから、『餅は餅屋』で塗装業者に任せたほうが良いよという話です。
まぁ部分的には納得かもしれません。
ただ、ヘーベルハウスにおいては旭化成という素材メーカーがバックボーンなのでオリジナル外壁塗装は強みです。
逆にそこらの塗装業者より高品質であることは確かだと思います。
なんと5-10年の塗装保証期間を無償でつけてくれるそうです。
・・・ヘーベルハウスでは30年の追加保証がされるのですが
割にあっていますか?
- 中間マージンが無くなる(ヘーベルハウスは自前っぽい?)
- 相見積もりが取れる
- 塗料の品質と塗装の技術は確か!
- 補償期間もあるが・・・ヘーベルの方が良い
外壁塗装をヘーベル経由しなかった時のデメリット

ヘーベルハウスの1年点検でリフォーム部門の方に直接聞きました。

あのー、ヘーベルハウス経由しない外装リフォーム業者で外壁塗装しちゃったヘーベリアンの方ってリアルにいらっしゃるんですか?

そうですねー。
それほど多くはないですが、一定数はいますね。

ロングライフプログラムが外れちゃうって話は本当ですか!?

あまり大きな声では言えませんが、躯体構造に関しては問題ないです。
ただ、防水関連の保証は厳しいですね。
と、このようなお言葉を頂戴しました。
外装リフォーム業者はこの点に関して何も言及していなかったり、躯体構造については問題ないと主張して、防水関連の話はしていませんのでご注意ください。
例えば、旭化成のオリジナル塗料を絶対に使いたいと言えば、相応の額で入手すれば使えるとは思います。
ただ、それこそ中間マージンが上乗せとなって、当初の目的のコスト削減効果は得られないですよね。
また、後で詳しく書きますが、ヘーベルハウスのオリジナル外壁塗料は高品質です。
実は家屋の外壁塗料は品質・性能・耐用年数によって価格が倍以上違ったりします。
なので、提示される額がかなり安い理由をよくよく確認してみると、性能の低い塗料で見積もりを出していたなんて場合もあり得ますので、要注意ですね。

ヘーベルハウスオリジナルの塗装方法は吹付塗装で、外装リフォーム業者のほとんどはローラー塗装です。
後述しますが吹付塗装とローラー塗装を比較すると、立体的な質感・重厚感・完成度に差がでてしまいます。
やはりALCを美しく塗装するには吹付塗装の相性が良いのではないでしょうか?
また、ヘーベルハウスでは割と頻繁に新色の発表がありますので、30年ぶりにガラッと印象を変えるのも楽しい作業になるのではないでしょうか?
〇ヘーベルハウスの新しい外壁色:トバモリーホワイト

30年一括メンテナンス費用は屋根防水・外壁防水・開口部枠防水・外部設備などにかかってきますが、外壁防水にいくらというように計算されているわけではありません。
ヘーベルハウスと外装リフォーム業者で重複する部分には、余計にお金がかかってくるかもしれないという事です(あくまで可能性ですが)。
もしかしたら、30年一括メンテナンスも外されてしまう可能性もありますので、外装リフォーム業者にいらいするつもりなら、そこまで先を見越して考えないといけないですね。
色々書いてきましたが、様々なメリット・デメリットを考えると、ヘーベルハウスでのメンテナンスが手堅いのかなという印象だと思います。
そして何より、家づくりでお世話になったハウスメーカー以上に信頼できる業者選びは本当に難しいと思います。
勿論、これはヘーベルハウスと良い関係でいられている我々個人としての意見です。
ハウスメーカー自体に長期保証プランがなかったり、ハウスメーカーとの関係がそれほど良好ではないご家庭ではm外装リフォーム業者で施工したいという方もいらっしゃると思います。
そこで、次項では信頼できる業者選びのポイントをご紹介します。
- 防水保証がなくなる
- ヘーベルオリジナル外壁塗料は使えない
- ローラー塗装ではALCの良さを損なう可能性
- 30年一括メンテナンスの費用がどうなるか不透明
- 信頼できる業者選びが難しい
前半はここまでです。
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References
↑1 | 旭化成ホームズのへーベルハウスは1972年設立 |
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【家づくりのポイント】
【ハウスメーカー実例系】