
設計士さんもプロですので専門用語を上手く翻訳したり例え話で具体的に解説してくれます。

へーベルハウスはプレハブ工法です。

ぷれは・・・ぶ?
パードゥン??

プレハブ工法というのは、あらかじめ工場で作られた建材を現場で組み立てることです。
その場で材料を加工するわけではないので一定の品質を確保できるというメリットがあります。

あはは、まぁ何とかなるよ!
大手ハウスメーカーなら、施主に知識がなくても上手くカバーしてくれるから、ね。

と、奥様は仰っておりますが、大変勉強していたようです。
一方で旦那様は打ち合わせの後に必死で勉強して次回打ち合わせに備えるという行き当たりばったりな感じでしたwww
目次から好きな場所へとべます。
気になる知識からでも、50音からでもどちらからでもご利用いただけます。
設計士さんと話すために必要な知識
設計士さんは専門用語をわかりやすく翻訳してくれますが、自分で知っている専門用語・知識が多いほど打ち合わせはスムーズに進みます。
素人ながらも、門前の小僧習わぬ経を読むと言いますが、打ち合わせを進めていくうちに知識は蓄積されて行くものです。
せっかく当ブログにお越しいただいたので基本的なやり取りに必要な知識をお持ち帰りください。
この記事については月に一回程度で適宜追記していきます。
1坪≒3.30平米≒約2畳(帖)≒180㎝×90㎝×2枚
ざっくりとこんな感じでイメージを持つとわかりやすいですね。
1坪は畳2枚分という認識でオーケーです。
これを10倍すると…
10坪≒33平米≒ 20畳(帖) ⇒ マンションの1LDK
30坪≒99平米≒ 60畳(帖) ⇒ 4人家族がゆったり過ごせる空間
以下の計算によると必要最低限の間取りは24帖ですがおそらく窮屈だと思います。
- 玄関:1坪(2帖) 玄関+ホール。シューズクローク(1帖~)なし。
- LDK:8坪(16帖) 2人がけソファ+4人がけテーブル+
- 寝室:3坪(6帖)ダブルベッド2台だとぎりぎりです。搬入も大変そう…
- 子供部屋:4.5坪(4.5帖×2部屋)学習机や本棚などは小さ目がよさそう。
- 階段:1.5坪(3帖)平屋なら不要ですが…
- お風呂:1坪(2帖)ユニットバスの標準⇒1616といいます。
- 洗面所:1坪(2帖)朝は混雑するかもしれません。
- トイレ:1坪(1帖、1階と2階)1つでも良い?
- 2階ホール:1坪(2帖)移動のためのホールもしくは廊下。
- 収納:2坪(4帖)自作収納をつくらないとぎりぎり。
この最低限のスペースを基準として、どのスペースを拡張、追加の部屋を加えていくかという考え方ですすめて30-40坪で建てるのが一般的と言えます。
真上から見た建物のシルエットで測定、法律準拠の定義⇒建ぺい率。
☑1mをこえないベランダ・庇は含まれない。
壁に囲まれた空間の床の面積(×吹き抜け、✕テラス)。
手を加えた空間全体の床の面積(○吹き抜け、○テラス)。
価格を床面積で除した数値のこと。
ちょっと曖昧な定義なので住宅メーカーごとに異なる。
☑ふつうは延床面積≦施工床面積となる
☑2000万円の建物の坪単価は施工床面積で割った方が安くなる
建物の建築工事の発注者。つまりはこのブログの読者様のことです。
“施主”検査とは、引渡し前に建物の発注者が内部の施工を確認する作業を指します。
〇施主検査では何を見れば良い?チェックリスト

建材に関する用語
最もわかりやすいのは外観に使う素材ですね。
ハウスメーカーや工務店で使用される外壁用建材は以下の4つがほとんどです。
外壁は初期費用・メンテナンスの頻度・メンテナンス費用・見た目といった視点で比較、評価すると良いですよ。
我が家のオススメは当然ALC(ヘーベルハウスの軽量気泡入りコンクリート)です。
サイディングは最も普及している外壁建材です。
表面の風合いによって 「窯業系」「金属系」「木質系」「樹脂系」の4つの種類に分かれます。
その中でも特に普及しているのが窯業系サイディングです 。
サイディング自体の防水性能や耐火性能は高く、初期費用は安い反面、10年に1回程度のシーリングメンテナンスが必要で、長期的にみるとランニングコストは高くなるのが難点です。
大手ハウスメーカーではダイワハウスの窯業系サイディング『DXウォール』ミサワホームの『パルク』があります。三井ホームもサイディングですが、オリジナルネームは持っていないようです。
モルタルとは、ラスという針金の網などの上に、砂と水、セメントを混ぜて練り上げたもの=モルタルを左官でに塗り付けて完成させる外壁建材です。
一昔前(1980代)までは主流の方法でしたが、プレハブによる組み立てが主流となってきた現代ではあまり用いられなりました。
モルタルは現場仕上げによって完成するもので職人の技量が反映します。
外壁機能としては、モルタル壁自体の劣化(ひび割れ)とメンテナンスに難ありですが、独特の風合いは人気があります。
大手ハウスメーカーでは住友林業の家で『シーサンドコート』という外壁吹付とモルタル外壁の組み合わせが採用されています。
タイルは文字通りタイルを外壁として利用する工法です。
外壁用タイルは最近需要が増えている外壁建材ですね。
対価性と耐汚性に優れる反面、割れやすかったり重量があるという弱点もあります。
初期コストは4材料の中で初期コストは最も高価ですが、メンテナンス塗装は不要なのでランニングコストはそれほどかからないという特徴があります。
大手ハウスメーカーではパナソニックホームズの『キラテックタイル』、セキスイハイムの『磁器タイル』があります。
有名工務店では一条工務店の『ハイドロテクトタイル』、クレバリーホームの『クレタイル』があります。
ALCは軽量の気泡が入ったコンクリートです。
本来のコンクリート外壁は重さと断熱性が特徴です。
気泡を含ませることで重さを軽く、断熱性をさらに底上げしたものがALCの特徴です。
耐久性や耐火性に優れ、コンクリート自体の劣化はほとんど起きないのがメリットです。
ただし、塗装やコーキングのメンテナンスが必要なので、初期費用とメンテナンス費用は安くはありません。
大手ハウスメーカーではヘーベルハウスで『ヘーベル』が採用となっています。
成型コンクリートを採用しているメーカーとしては、積水ハウスの『ダインコンクリート』がありますが、こちらは気泡を含まず重さがあります。
〇ALCを取り扱っているメーカー一覧

グラスウールなど繊維系断熱材や、ネオマフォーム・ポリスチレンフォーム・ポリウレタンフォームなど固形断熱材があります。
素材の中に空気の層を含むことで断熱性能を発揮するという原理は変わりません。
グラスウールは繊維系断熱材のなかで最も多く使用される断熱材です。
ガラスを高温で遠心分離することで細かい繊維状に加工、その繊維の間に空気を含有する事で断熱性能を発揮します。
一般的に、繊維が細いほど容積辺りの繊維の本数が増えるため断熱性能は向上すると言われています。
大手ハウスメーカーでグラスウールを採用しているのは以下のメーカーです。
- スウェーデンハウス(天井・壁・床)
- 住友林業(壁)
- セキスイハイム(天井・壁)
- 積水ハウス(壁)
- ダイワハウス(壁)
- トヨタホーム(天井・壁)
- ミサワホーム(壁・床)
決して断熱性能としては他の材料より高いとはいえないグラスウールですが、スウェーデンハウスに代表される高断熱の家ではグラスウールを分厚く壁以外にも入れる事で全体的に高い断熱効果を期待できるようになります。
(まとめ中)
- 一条工務店(天井・壁・床)
(まとめ中)
- セキスイハイム(床)
旭化成のフェノールフォームの商品名です。
フェノールフォームは、断熱材の中でもトップクラスの性能(熱伝導率0.020W/(m・K))を誇るので、薄くても高い断熱性能を有します。
また、グラスウール系の材料と違って板状に加工されているんので、壁内で寄れたり型崩れすることがないので、長期に安定している点もメリットです。
ただし価格はかなり高価だそうです。
- ヘーベルハウス(天井・壁・床)
- アイフルホーム(天井・壁)
表面に特殊な金属膜をコーティングしたガラス。
太陽の光のうち赤外線は透過させず、外光を取り入れ、室内の暖房の熱は逃がさないという性質があります。
コーティングガラスを2枚重ねることでガラスの間に空気の層ができます。
これにより断熱性が向上し窓が結露しにくくなります。
2枚のガラスの間に空気ではなく、アルゴンガスが封入されているもの。
通常の空気よりもさらに断熱性能が増す。
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工法に関する用語
一階と二階の面積と形状がほとんど同じタイプの家の間取りのことです。
セキスイハイム、ヘーベルハウスの三・四階建て、一条工務店のi-smart・i-cubeなどおもに箱型住宅で採用されやすい間取りと言えます。
室内のリビングと床の高さを揃えたテラスのこと、あるいは屋外にもリビング機能を持たせた空間を指します。
元々は都市部の狭小住宅に対して庭を提供する目的で、へーベルハウスが提唱したコンセプトです。
屋根に求める役割は以下の3つです。
1:防水性
屋根の役割は雨風をしのぐことにあります。
2:断熱性
屋根の役割は外からの日差しを遮ることにあります。
3:通気性
屋根の役割は室内の熱を放出することにあります。
(以下の項目は作成中です)
家づくりの工法は様々。
それぞれに特徴や強み・弱みがあります。
自分の理想の家はどのような素材・工法でかなえやすいのか?
そこまで知っておくとHM・工務店選びがスムーズに運ぶでしょう。
木造軸組工法は、日本で古くから採用されている住宅工法で、柱で家を支えるのが特徴です。
メリットは設計自由度が高い点です。ですが、ここでいう設計自由度とは間取り・屋根の形状などを自由にできるという意味で、柱の数の少ない開放的な家とはニュアンスが異なります。
デメリットは職人の力量による仕上がりの差が出やすい点です。その影響は意外と大きく、建物の耐久性にまで違いが出る場合もあるとのこと・・・
大手ハウスメーカーでも採用されており、積水ハウス・住友林業・三井ホームがプランの一部で 木造軸組み工法を採用しているようです。
2×4工法は、北米発祥の住宅工法で、壁・床・天井などの面で建物を支えるのが特徴です。
規格化された寸法や釘で設計されるため、職人の技術差が出にくいのも特徴の一つです(いかにも欧米的な合理的考え方)。
メリットは耐震性能で、木造軸組工法に比べて1.5倍~2倍程度の耐震性があると言われています。
デメリットは設計が制限されやすい点です。前述の規格化された建材のため窓の位置や大きさ、張り欠けなど外観の自由度に制限を受けます。
ハウスメーカーで2×4工法を採用しているのはセキスイハイム・住友林業・三井ホーム・一条工務店です。
原理は2×4工法と同じで、床・壁・天井を一枚板(パネル)で構成する施工法です。
居住空間を6面で囲むボックス構造になるため耐震性に優れています。
パネルは大規模なものですので、通常はハウスメーカー独自開発のパネルを工場生産し現場で組み立てます。
採用HMはスウェーデンハウス・ミサワホームです。
(作成中)
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重量鉄骨の柱と梁を硬く接合するもので、ラーメン構造といいます。
高層の建築物でも使用されることから、構造的な安全性が高いので寿命・耐用年数ともに集成木材よりも優れていると言えます。
ただし最も高額になる可能性が高いのも事実。
費用 | 耐震性 | 耐火性 | 寿命 | 耐用年数 | |
木造軸組み | 集成材は安い | 構造計算次第 | 外壁次第 | 無垢なら100年とも | 22年 |
ツーバイ | 集成材は安い | 軸組より強い | 外壁次第 | 集成材なら50年 | 22年 |
軽量鉄骨 | やや高 | 少し疑問 | 外壁次第 | 50年 | 19 or 27年 |
重量鉄骨 | 高 | 構造が歪みにくい | 外壁次第 | 100年 | 34年 |
へーベルハウスオリジナル設備・用語・知識
〇へーベルハウスの技術面についての解説はこちら

※この項目は今後追記予定です。
重量鉄骨はへーベルハウスでは3階以上で標準仕様です。
コストが高くなる分いくつかの重要なメリットもあります。
我が家は2階建てですが重量鉄骨にしました。
その理由は内部の柱が少なくなることで、柱を埋める壁の面積が少なくなるというメリットを重視したからです。
このように一般的な間取り作成の常識以外が住宅メーカーオリジナルの仕様で可能なので、設計士さんの知識をフル動員して間取り作成をしてもらいましょうw
軽量鉄骨限定設備
重量鉄骨限定設備
自分で間取りを書くために必要な知識
間取りを書くときは方眼用紙が必要だったのは過去の話です。
今はフリーソフトが充実していますし、登録不要の無料間取り作成サイトも使えます。
この記事では間取りを簡単に書くための基本的なルールを解説します。
基本的といってもへーベルハウスの担当設計士さんから聞いたメモなので信憑性がありますし、 僕たち素人では絶対気づかないコツが満載ですのでブックマーク推奨ですw
間取り作成法
3DCAD
CAD(キャド、英: computer-aided design)は、コンピュータ支援設計とも訳され、コンピュータを用いて設計をすること、あるいはコンピュータによる設計支援ツールのこと(CADシステム)。人の手によって行われていた設計作業をコンピュータによって支援し、効率を高めるという目的からきた言葉である。
wikipedia
3DCADを使う事でこんなことが可能になります。

こちらはフリーの3DCADソフトを使って、図面の公開されているヘーベルハウスの平屋を再現したものです。
間取りの用語
吹き抜け
吹き抜けとは、下階部分と上階部分を連続させたスペースのことをいいます。
マンションのエントランスホールや、戸建ての玄関・階段・リビング上に設けられるのが一般的です。
メリットは空間的な広がりが演出できて、通風や採光の程度を高めることができる点です。一方で冷暖房効率が落ちたり、臭いや音が伝わりやすいというデメリットがあります。

部屋を配置する
機能ごとにまとめる
LDKはその最たるものですね、L字・直線など形は変わってもひとまとめのユニットとして考えると間取り図を書きやすくなります。
水回り(トイレ・台所・浴室)などは隣接させて設計した方が無駄な配管や点検口を最小限にできるためコストが下がる可能性があるようです。
「水回りは北側に集める」という風水的な考えも実はコスト面での言い伝えなのかもしれませんね。
壁の厚みは無視してよい
設計士さんとの話し合いの時間を節約するためにも自分で間取り図を作成し、コンセプトを理解してもらうのはとても有効です。
こちらの提案をそのまま言いなりな設計士さんにはご注意ください、はじめの数回は言葉だけで要望を伝えたほうが無難です
そんな自作の間取り図ですが、壁の厚みまでは求められていません。
どのような配置が好みなのか?どういったコンセプトなのか?を伝えるための間取り作成ができれば大成功です。
僕が実際に間取り図を作成し、担当設計士さんにプレゼンしたのはこちらのサイトを使ったものです。
また、どのようなコンセプトにするのか具体的なカタチになっていないご家庭も、ご自身の理想10か条を決めてから間取り図を作成されると良いと思います。
風と光を考える
壁の配置
当然のことですが窓は壁がないと付けられません。
最近の家は開放的で壁が少ないので、ついつい壁をおろそかにしてしまいがちです。
必要な壁は意識して残しておかないとコンセント・エアコン・窓が取り付けられなくなるだけでなく、家具家電の置き場にも困ります。
窓のつけ方
風邪は流れるものです。上から下へ、対面しているほど効果的に流れます。
普段なんとなく過ごしている部屋の間取りを意識してみましょう。
1畳は90×180㎝です。この大きさは畳一枚分ですが、人がストレスなく過ごせるサイズ感はまさに『立って半畳、寝て1畳』 です。
さきほど方眼用紙を用意する必要は無いといいましたが、1畳分が2マス分(1マス90×90㎝)というのは覚えておきましょう。
また、廊下などにおけるストレスなく人がすれ違える幅は90㎝らしいですよ。すれ違わなくても良い場合は75㎝と聞きました。3/4マスというのもしばしば使うサイズ感です。
朝起きてからご自身・配偶者・お子さんたちがどのように行動するかを綿密にシミュレーションしましょう。
自分たちの行動ルーチンは紙に書き起こして分単位でスケジュール解析をおこなってください。その精細なスケジュールの中に間取りの基本となる動線が隠れているのでそれを図面に起こすんです。
失敗する間取りは、人間の行動を家に合わせたがゆえに生じてきます。
ストレスなく過ごすためには普段の生活動線を反映させた間取りを作成するように常に意識していきく必要があります。
間取り打ち合わせまでに知っておきたい最低限の知識・用語集まとめ
専門用語や知識について理解しておくことで、やり取りがスムーズになるだけでなく、細かなニュアンスや指摘が可能になります。
今後もこの記事には知識を追記していきますので、よろしくお願いします。
【WEB内覧会系】
【家づくりのポイント】
【ハウスメーカー実例系】