
へーベルハウスの割引について調べているときに恐ろしい事実に気づいてしまった…
これは公表すべきだろうか?

まぁ悪用しようとしても中々難しいと思うよ。
コストをそんなに気にしない人にとっては知っておいた方が良い事かもね?
うちは見積もり額を越えたから実質〇〇万円以上損してしまったからね。

今回の記事は、『どうせ高くなるなら、最初から高い見積もりをとってもらった方がお得だよ』という内容の記事です。
今回の記事は、見積もりを『なるべく高めに設定する』のと『なるべく安めに設定する』のとではどっちが得かというのをシミュレーションしたものです。
☑ハウスメーカーの割引を有効利用したいご家庭
☑見積もりを低く出してもらおうと考えているご家庭(要注意!)
お品書き
注文住宅を少しでも安くする方法
今回の記事を読む前に、まずはハウスメーカーの割引についての知識を知ってください。以前へーベルハウスの割引・値引きについてご紹介した記事があります。先にこちらを読んでいただけますと幸いです。
〇へーベルハウスの割引・値引きについて

今回の記事を読み進めるのに必要な点をまとめますと、
☑割引率は見積もり額から〇%引きするというもの
☑値引き率は同じ値段でアップグレードするというもの
と言い換える事が出来ます。
今回の記事では、この割引率を有効利用するための方法を解説します。
割引率はハウスメーカーごとに決まっています。例えば決算時期などには「見積もり額から3%割引します 」 といった具合です。
見積もり額を見て納得・仮契約すると、間取りやインテリアの打ち合わせが始まるわけですね。
ここで見積もり額を3000万円とだしてもらったとします。割引率を3%とすると割引額は90万円となります。この割引額は見積もり額をもとに算定した金額なので、今後実費がいくらになろうが変わりません。
仮に実費が3300万円と見積もりよりも高くなったらどうでしょうか?
もし見積もりが3300万円であったら割引率は99万円だったはずなのに、割引は90万円のまま変わらないんです。つまり見積もりが安かったために9万円損しているという事ですね。
では逆に実費が2700万円と見積もりよりも安くなったらどうでしょうか?
もし見積もりが2700万円であったら割引率は81万円です。ですが割引は90万円のままなので見積もり高く取って、実費を安くした場合は9万円得している問う事なんです。
実際のところは、3000万円台の見積もりで300万円の誤差が生じることはまずないのですが、『見積もりは可能な限り高い方が良い』というのは確かですよね?
また、この法則は建築費用が高いご家庭ほど覚えておくべき知識です。
3000万円の家と6000万円の家を比較した場合、誤差が生じやすいのはどちらでしょうか?
6000万円の家の方が建坪・間取りが大きくなる分、出費も増えてくるため見積もりと実費との差額が生じやすくなります。
差額が300万円生じるごとに9万円刻みで損得が変わってきますので、誤差の生じやすい高額取引をする場合は見積もりは高めに出してもらいましょう。
建坪をちょっとだけ大きく希望する、グレードの高い建材を使用するなどといった方法が考えられます。ただし常識の範囲でというのが大事かと思います…
例えばですが、本来は30坪の建坪で建てたいのに40坪以上欲しいという希望を出すとどうなるでしょうか?坪単価が60万円のハウスメーカーの場合、建坪が10坪も変われば価格は600万円も変わってしまいます。果たしてハウスメーカー側は仮契約の後で30坪の間取りを提示してくれるでしょうか?
無理のない範囲で見積もりを高くしてもらうには、坪数の増減幅はせいぜい2-3坪まででしょう。それでも180万円近く変わるのでハウスメーカーは坪数をいじることはしないかもしれませんよね。
仕様の変更は割と無理なくできると思います。一つ一つの単価は微々たるものですが、チリも積もれば山となる。例えば、自社設備(洗面台・キッチンなど)や外壁タイルを標準よりも良いグレードで見積もりしてもらって契約後にワンランク落とす。収納・造作棚を多めに作ってもらって後からなくすといった方法があります。
ここまで読んでもらってわかるようにリスクは無いように思えますよね。ですが、この方法は大事な点で少々ツメが甘いところがあります。
それは 『完成した家に満足できる』と目標達成(ゴール)が確実であるという前提で話している点です。家を1回でも建てていれば理想の間取りや設備などがイメージしやすいのですが、初めての家づくりの見積もり段階でゴールがはっきり見えている施主さんはまずいないと思います。
ゴール設定が曖昧だと、見積もり以下の価格の家に住んでみて初めて不足や不満が出てくる可能性が高いと思うんですよね…
もう一度事実を確認してみます。
まず前提として、お金の動きだけを見れば、見積もり>実費ならお得、見積もり<実費なら損というのは確かです。
得するためには見積もり額を(支払い可能な範囲で)高めに設定するというのも間違いではありません。
ここで抜けている要素はなにか?それは施主が満足して住める家をつくるために必要な予算です。家づくりの基本的な予算の出し方はここでは割愛しますが、ある程度余裕をもってローン返済できる額で決めるのが大事ですね。
ですが、家づくりが初めてだと、どれだけのお金がかかるのかさえ分からないですよね?ましてお金の話をするタイミングもわからないと思います。(僕もそうでした・・・)
なので簡単な見積もりまでのチャートをお示しします。
- 毎月返済額の計算方法を理解(suumoカウンター参照)
- 税金の仕組みを理解(すまい・すまいる)
- 土地代・地盤改良費・諸費用をざっくり理解(大和ハウス)
- 住宅メーカー、工務店をめぐる
- 気に入った会社をピックアップ
- 相見積もりをだして比較する
このチャートの中で最もハードルが高いものが理想と現実を結ぶステップです。
限られた時間の中で自分たちの好みの住宅メーカーを見つけるのは至難の業です。さらに相見積もりを出してもらうというのも、こちらの希望を伝えるだけで時間がかかる物です(1社あたり半日かかることもあります)。
そこで必要なのが一括間取り作成サイトの利用です。
〇一括間取りサイトを賢く使うと時短になります。

一括間取りサイトでは予算に合わせて多数の住宅メーカーから相見積もりを採る事ができます。
しかもこちらの希望を入力するのは一度だけ。
引っ越し業者の相見積もりサイトって使った事ありますか?
あんな感じで気軽に楽して多数の見積もりと間取りをGETできます。
これを使って本命のハウスメーカー以外の見積もりをたくさん揃えてください。とにかく数が大事です。
多くの間取りを見ると、自分たちが満足できる理想の家のカタチが見えてきます。そうしてようやく本命のハウスメーカーに見積もりを依頼するんです。理想の家に少しだけ下駄を履かせたレベルの見積もりを出してもらいましょう。
そして理想をはみ出た贅沢分をカットすれば、妥協しないプランを手に入れつつ、見積もり>実費の家が完成します。
勿論その過程で値切れる部分は値切ってくださいね。
以上が、ハウスメーカーで見積もりを高く出してもらい、割引率を最大に利用できる実践的な方法です。
ハウスメーカーの割引を最大限にする方法のまとめ
今回のコンテンツについて、我ながら難解だと思っています。
以下にコンテンツの要約を改めて書いてみました。
☑見積もり額>実費で得、見積もり額<実費で損
☑建築費用が高い家ほど損得が大きくなる
☑見積もりは坪数よりも設備・内装・外装で高くする
☑理想のマイホーム像と予算を把握していることが大事
☑理想のマイホーム像は間取りをたくさん見ないとわからない
☑そのために間取りは一括間取り作成サイトを使う
☑理想のマイホーム像の予算+αが見積もりとなるように依頼する
☑+αの部分を削ることで見積もり>実費となる
☑妥協や後悔することなく見積もり以下の値段にできて、かつ得する
この方法を取らなくても家は建ちますが、後悔なく得するためには是非理解して実践されることをおススメします。
なにしろ僕たちは、理想のイメージが伝わっておらず、見積もり<実費になってしまい、割引されるはずの数十万円を失っているのですから…

今回の記事はいかがでしたでしょうか?
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