
洗濯機は縦型にしようか?ドラム式にしようか?
うちは洗濯物が多いからなぁ、入れやすい縦型12㎏が良いかなぁ?
でも子供たちにお手伝いをしてもらうならドラム式かなぁ?

へーベルハウス標準の洗濯パンは背が高いから私の身長だと蓋まで届かないんだけど・・・
だからドラム式一択だね・・・

そうなんだ、そもそも洗濯パンて必要なのかな?
あの部分て掃除できなくて困るんだよね…

でも、万が一水漏れしたらフローリングが一大事だよ。
まぁ仕方ないんじゃないかなぁ・・・
そして我が家では洗濯パンについて深く考えることはなく、へーベルハウス標準仕様の一般的な洗濯パンを設置することとなりました・・・
- 洗濯機はフローリングに直置き派ですか?
- 洗濯パンあるいは洗濯機置きを使う派ですか?
我が家では賃貸生活が長かったので、洗濯パンが無いというのは違和感がありまくりでした。それに洗濯パン[1]洗濯パンとは:洗濯機の下に設置するプラスチック製の台座で、洗濯機からの水漏れや結露を抑える役目があります。は水漏れに強そうという安心感もありますよね。
なので、へーベルハウス標準の洗濯パンを設置しようと考えましたが、へーベルハウスの洗濯パンは背が高く10㎝くらいあります。
カミサンの身長は150㎝なので10㎝高くなった12㎏という大型の縦型洗濯機に洗濯物を入れるというのが物凄く不便だろうと予想されました。
今考えると、どうしても縦型洗濯機を選びたければ、洗濯パンをへーベルハウス標準で買わず、施主支給という形で背の低い洗濯パンにすれば良かったのですが・・・そこまで思考が及ばずドラム式洗濯機を購入しました。[2]結果的には大きな不満はないのですが、同じことで悩む人がいるのではないかと思い記事にしました。
この記事では新居の洗濯機選びで混乱の原因となった洗濯パンについての種類やメリット・デメリットについて考察しようと思います。というか、そもそも洗濯パン不要説なるものもあります・・・
☑新居用洗濯機を縦型か横型か迷っている人
☑ハウスメーカー標準仕様の洗濯パンを設置しようとしている方
☑洗濯パン不要なの??と驚かれた方
お品書き
結論:洗濯パンは不要・・・だけど?
洗濯パンとは何か?
洗濯機の下に設置するプラスチック製の台座です(下写真)。

万が一の水漏れで床が水浸しになるのを防ぐ目的で設置します。
フラットなタイプ、四隅盛り上がったタイプ、真ん中が低くなったタイプがあるようですが、基本的には水漏れ対策として設置されるようです。
へーベルハウスの標準洗濯パンは四隅が盛り上がったタイプでした。
集合住宅では水漏れが下の階にしみこむのを防ぐために設置することが多いようです。
なので必ずしも設置が義務付けられている仕様・設備ではないということです。
必要な状況としては洗濯機の配管が汚染し逆流した場合です。ただし最近の洗濯機は性能が上がっておりフィルターやお掃除機能もついていたりするので、こういった事故はほとんどないようです。
もう一つの状況は排水ホースの結露です。直接床に排水ホースが触れていると、クッションフロアの場合はカビがはえたり、フローリングは腐食されたりすることがあるそうです。
こういった特殊な状況に備えて洗濯パンもしくは洗濯トレイを置いた方が良いと考えます。
洗濯パンを置かないとどうなる?

洗濯パンを置かないメリットは以下の2点です。
- 見た目がすっきりする
- 掃除がしやすい
洗濯パンを置かない場合、洗濯機と排水管が直接床に接することになりますが、これは掃除のしやすさと矛盾するように思えます。
実は、洗濯パン置かない派はキャスター付き洗濯機置台を購入しています。そうするとクイックルワイパーを洗濯機の下に通せるので掃除しやすいというわけです。

前述した『水漏れ』『結露』による床材へのダメージが懸念されます。
ネット上の口コミを見ていると、長期経過で見た時に直置きは大変危険なことが多いようです。リフォーム業者の意見を見ても同様で洗濯パンを推奨しています。
こうしたデメリットを考慮した上で洗濯パンを置かない選択をされた方が良いと思います。
以下は個人的な意見です。
水漏れについては洗濯パンを設置していても、漏れるときは漏れるだろうなと思います。水漏れ自体が事故のようなものなので諦めも必要かなという印象ですね。
結露は住む地域によっては深刻な問題です(前住居が湿気と結露でカビやすかった経験があります)。我が家では少なくとも直置きは避けるべきだと思っています。なので洗濯パンあるいは底上げは必須かなというのが本記事での基本スタンスです。
洗濯パンを置くとどうなる?
洗濯パンを置くという選択肢はまだまだ一般的だと思います。
賃貸のアパート・マンションでは洗濯パンを設置する場合がほとんどだと思いますので馴染みもあるでしょう。
洗濯パンを置くことのメリットは置かないデメリットの裏返しですし、置いている経験が無い方の方が少ないと思いますので割愛します。
結局どうするのが理想的?
以下に4つのプランを提示します。
掃除のしやすさと水漏れガードはトレードオフな所もありますが、何を優先するかで選ばれると後悔しないかなと思います。
使いやすさ | ◎ or △ | ドラム式◎ 縦型△ |
掃除のしやすさ | 〇 | 9㎝の隙間 クイックルO.K. |
見た目 | 〇 | 見慣れている |
水漏れ | ◎ | |
結露 | ◎ | |
コスト | 〇 | ¥7,000~8,000 |
かさ上げ洗濯パンのメリットはバランスの良さです。水漏れ・結露対策もしつつ掃除できるという点が優れていますね。
ただし、床からの高さが出てしまう(12㎝くらい)ので縦型洗濯機を置くと、背の低い人には使いにくくなるデメリットがあります。逆にドラム式であれば覗き込むような姿勢が多少楽になります。
使いやすさ | ◎ or △ | ドラム式◎ 縦型△ |
掃除のしやすさ | 〇 | 9㎝の隙間 クイックルO.K. |
見た目 | △ | ゴテゴテしている |
水漏れ | ◎ | |
結露 | ◎ | |
コスト | △ | 防水パン¥5,000前後 底上げ台¥5,000前後 |
浅い洗濯パンでは結露・水漏れ対策はできますが、洗濯機をどかさなければ掃除はできません。この方法では浅い洗濯パンに底上げ台を追加することで掃除のしにくさを改善しています。
デメリットとしては見た目に一体感が無いので好き嫌いが分かれそうであること、2つの商品を合わせるのでコストが高くなることですね。縦型洗濯機も使いにくくなると思います。
使いやすさ | 〇 | ドラム式〇 縦型〇 |
掃除のしやすさ | ◎ | 完全可動 掃除機もO.K. |
見た目 | △ | 安っぽい |
水漏れ | ✕ | |
結露 | △ | |
コスト | ◎ | ¥4,000未満 |
掃除のしやすさに特化した洗濯機の置き方ですね。キャスターで自在に動かせるので掃除は格段にしやすいですね。実際かなり売れているみたいで口コミも良いです。
ただ水漏れに対してノーガード、結露も出るかと思います。我が家の主観ですが見た目が安っぽいという印象があります。
使いやすさ | ◎ or △ | ドラム式◎ 縦型△ |
掃除のしやすさ | 〇 | 開閉窓付き クイックルO.K. |
見た目 | 〇 | 見た目は深型パン |
水漏れ | ◎ | |
結露 | ◎ | |
コスト | △ | ¥10,000~ |
深型パンの形状ですが、業界初といわれる開閉窓がついています。これによって洗濯機の下の掃除が楽でありながら、水漏れ・結露対策もバッチリという優れものです。難点は少々高いという点ですね。
洗濯パンは不要?本当に使いやすい洗濯機の置き方を解説のまとめ
本記事では洗濯機パンという視点から新居の洗濯機が抱える問題点を見直してみました。
とくに最後の4つの洗濯機置き場のアイデアは何を優先するかで家庭ごとに選択がガラッと変わってくるポイントではないかと思います。

今回の記事はいかがでしたでしょうか?参考になりましたら幸いです。

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References
【WEB内覧会系】
【家づくりのポイント】
【ハウスメーカー実例系】