オシャレなスキップフロアやダウンフロア!
設置すればアクティブで非日常な空間に仕上がります。
ですが住んでみて分かったデメリットも…
この記事ではスキップフロアを考えてる方へのアドバイスをいくつかご紹介します。

天井が高くて開放感のある家に住みたいです。吹き抜けとリビング階段が良いなぁ…

吹き抜けもリビング階段も採用しなかったねぇ…
なんだかデメリットばかり気になっちゃったなぁ。

でも、ダウンフロアにはしたんだし、今の状況にも満足してるでしょ?

ルンバ的には掃除しにくいのです
が、ご主人たちに抱っこされてダウンフロアに運んでもらうのは悪くないですわ(ツンデレ)!
〇吹き抜け・リビング階段を採用しなかった理由はこちら


☑スキップフロアを考えている人
☑へーベルハウスでダウンフロアを設置したい人
☑へーベル板がなくなるとどう感じるか知りたい人
お品書き
ダウンフロアを設置する8つのメリット

そもそもダウンフロアを作るメリットは何でしょうか?
以下は世間的に言われている8つのメリットです。
- 空間に仕切りができる
- 適度なこもり感ができる
- 上下への広がりができる
- オシャレ
- お掃除ロボットを使いやすい
- 収納を稼げる
- 日照を稼げる
- 狭小地に適する
1から6までは実際に我が家で感じたメリットですので、他サイトよりは具体的で参考になるかと思います。

物理的な仕切りではありません。
普通の間仕切りと異なり、『広さ自体の制限がないのに仕切りができる』という点が優れています。
空間に視覚的な仕切りができるので、目的にあったリビングの運用ができますよ。
こんなエピソードがありました。
前住居では、何度注意してもリビングやソファの上でおやつを飲み食いしていた子どもたち…
ダウンフロア内では一切の飲食をしなくなりました。
ダイニングとの空間的な違いが視覚的に理解できたのかな?なんて思っています。
写真のような鉄棒を置いても視覚的にうっとうしくないのは、床が一段下がっているからだと思われます。

ダウンフロアは通常のフロアから32cm下がっています。
ステップとしては2段分の高低差がつきます。
その段差に座って団らんするという使い方もできます。
そうした適度なこもり感があるので、ダウンフロアリビングがくつろぎの中心として自然に形成されている気がします。

へーベルハウスの天井高は240㎜ですが、ダウンフロアを設ける事で2700㎜のや高さになります。
吹き抜けのような大きな構造を追加することなく適度な開放感を得ることができます。
また、我が家のLDKは、キッチンから見渡せるというコンセプトで設計されました。
上下への視野の広がりは空間的な開放感はもちろん、見渡しの良さにも大きな役割をはたしていると感じます。

ダウンフロアは存在感のあるインテリア的な要素を持つ間取りですよね。カミサンはインスタ映えすると言っていましたが、そこにあるだけでオシャレに見えるというのは改めてすごいメリットだと感じます。

高低差のある間取りはむしろお掃除ロボットの弱点だろ、そういう声も聞こえてきそうですが逆に考えてみてください。
以前ホームセキュリティとルンバは競合するという記事を書きました。

我が家はSECOMを導入しているので、留守中にルンバを稼働させることができません。
したがって在宅中の掃除してもらうことになるのですが、そんな時はルンバに気を使いながら生活をするという場合もあります。
ルンバの稼働時に家族団らんをダウンフロアで過ごす、あるいは、食事の時間にダウンフロアをしてもらうといった運用ができるんです。
階段部分下を有効利用できます。
ヘーベルのダウンフロアでも階段下専用の収納棚を付けることができます。
ただし後述する断熱性能の面から適応は慎重に…
フロアが窓サッシより下にくる分だけ日照を稼ぐことができます。
ダウンフロアは断熱材を敷けなくなるので床が冷えます。
そのデメリットを解決できる点では有用なポイントですね。
狭小地や高低差のある土地に対しては、その特徴を逆に生かせるので有効です。
前述したように空間を上下に広げやすいため狭小地でも狭く感じない家づくりが可能となります。
また、高低差のある土地では土地の改修を最小限に家の形で対応するのでコストを下げることができます。
ダウンフロアを設置する5つのデメリット
デメリットは以下の4つに加えてへーベルハウス特有の悩みも1つあります。
- インテリア配置の制限
- 段差にこける
- ルンバが掃除してくれない
- ダウンフロア内にコンセントの設置ができない
- へーベル板がなくなる
LDKが広ければ間取りは自由ですが、そこに敢えてダウンフロアを隔離するということで壁のないリビングが生まれます。
本来四方にある壁のうち2-3面が無くなることになるので、テレビ・エアコンなど壁沿いに置く設備やインテリアの置き場所にとても困ることになります。
我が家は四方の壁のうち、まともな壁はありません。

・テレビ台の後面にタイル壁、半分の大きさ
・右手は窓+バーティカルブラインド
・左手はステップフロア
手前はソファ+壁、半分の大きさ
南側の壁1面に大窓を設置してしまったので、有効な壁が無くなってしまいました。
仕方なく和室との境界[1]和室は本来は全て引き戸で間仕切りしたかったのですがに半分の壁を設置してテレビを置いたり、エアコンは壁ではなく天井に設置したりと後で帳尻を合わせることになりました。
もう模様替えの余地は一切ありません。

まぁ確かにこけますw
大けがをするというほどではないのですが、床があると思っていた位置が下がっているのでガクッといきます。
『子どもがいるのにそんな危険なものを敢えて設置するなんて』という人もいるかもしれませんね。
ですが、個人的にはそこまで過保護になる必要は無いと思います。

平屋じゃ無ければ階段は普通だし…
そんな心配していたら公園の遊具で遊ぶのはもっと“危険”になってしまいますよね。
どうしても怖い時は観葉植物をおくなど物理的に1ステップ遮っておくとよいかもしれませんね。
多分うちの子は観葉植物があっても蹴り倒して遊ぶので置きませんが(-_-;)
前述のような運用をしない場合、ダウンフロアはルンバにとってデメリットしかありません。
大事に抱きかかえてダウンフロアに連れていきましょう。
ホームセキュリティー導入を考えていなければ、留守中にルンバが掃除してくれるのでダウンフロアは無くす選択肢を考えても良いかもしれませんね。
ダウンフロアの側面はすべて基礎のコンクリートで覆われています。
なのでフロア内にコンセントは設置できず、ちょうど目線の高さの壁にコンセントを設置することになります。
コンセントを目立たなくする対策方法は2つあります。
1つはテレビ・テレビ台で隠すこと、もう一つはソファで隠すことです。





写真のようにダウンフロア部分は、白い板状のへーベル板が敷かれていない基礎のコンクリートむき出しの状態です。
強度の問題を言われていますが実際どうなのでしょうか?
へーベルハウスが地震に強いのは鉄骨構造と免震構造による効果なので、へーベル板が部分的に無いからといっておおきな不都合はなさそうです。
断熱性についてはへーベル板は元々断熱材ではないのでデメリットというほどの問題はないのではないかと思います。
床暖房も設置していますし…
うーーん、実際のところどうなのでしょうね?
もしダウンフロアを設置される場合は担当設計士さんに聞いてみてください。
ダウンフロアの使用感
想定されるメリットについてはいずれも満足しています。
特に空間的仕切りの効果は、 前述しました子どもたちのソファでの飲み食いを抑制するという予想外の効果もあってうれしい限りです。
こだわって選んだタイルもあって、我が家のダウンフロアリビングは自慢できるくらいの満足感で仕上がっています。
インテリアの制限・コンセントの制限は、間取り打ち合わせの段階から把握していたものです。
なので建ててから後悔という事もなく事前に対処・納得済で特に不都合は感じていません。
これはルンバも同様に、掃除できないなりの対応をすれば問題ありません。
コケるというのもせいぜい子どもが小さいうちの数年でしょうか。
2歳過ぎた下の子は既にダウンフロアをジャンプして遊んでいます。
自分たちの足腰が弱くなったら…
それはその時に考えれば良いのでは?という感じです。

以下は2020年12月追記です
2020年の12月中旬、列島に大寒波が吹き荒れました…
ヘーベルハウスは鉄骨ゆえに断熱が取りにくい…
そういう弱点もある中で、ダウンフロアがどうだったか?
正直に告白すると…
『めちゃ冷たい』
まぁ無垢材でもないし、床ヘーベルという断熱材がないので…
そうなるよなぁという感想です。
ダウンフロア内の床暖房をつければ快適なんですがね。
今はどうなのか分かりませんが、もしもダウンフロア施工する場合は断熱材を敷けないか書くにしてみると良いと思います。
また、断熱材を敷けないときは床暖房必須の場所です、
ご注意ください。
ダウンフロアまとめ
ダウンフロアのメリット・デメリットについて13項目の考察をしました。
使用感として、メリットは想定以上に大きいなと感じました。
一方で、デメリットは事前にわかっていれば対策できたり、些細な問題であることが多いです。
ただし『寒い家は嫌だ』という方は無垢床を敷くなり床暖房をつけるなりの対策は必須だと思います。
〇ダウンフロアリビングに関する他の記事はこちら



今回もお読みいただきありがとうございました。

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References
↑1 | 和室は本来は全て引き戸で間仕切りしたかったのですが |
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