お品書き
玄関は家の顔?
玄関は家の顔と言いますが、それは昔の家屋のほとんどが南側玄関だった名残と言えます。
一般的な日本家屋は南側に玄関・廊下・客室が配されていました。
↓こんな感じですよね。

写真は古民家なので、現代とは趣がちがいますが、今でも南向き玄関は選択肢の一つであることに変わりはないかと思います。
道路、駐車場からどのようにアプローチするかを考えた場合、 間取りを作成するうえで最初に設計する場所は玄関かと思います。
我が家では土地の関係から北側玄関を採用しました。
果たして玄関の位置がどう影響するのか、北側玄関のメリット・デメリットを
紹介したいと思います。
北側玄関のメリット・デメリット
我が家は北側玄関です。
そのメリット・デメリットは施工主の好みによるところが大きいので、絶対おススメというわけではなく、あくまで参考意見程度と解釈してください。
ただ、玄関の配置を北側・南側どちらにするかでLDK、水回りすべてが変わることは覚えておいた方が良いかと思います。
北側玄関のメリット
まずは北側玄関のメリットについては以下の3点が考えられます。
- 南側にLDKを広くとれる
- 玄関収納を大きくとれる
- 子どもの行動を見守りやすい間取り
- 北側に水回りを集中できる
先の参考写真のように玄関側が南に配置されますと、客室(和室)やリビングが南側になりますよね?そうするとダイニング・キッチンがL字に北側配置か、南から北へ縦方向のLDKとなるかの二択になりますね。
〇南側玄関の間取り例
南側にLDKを広くとれる
これが北側玄関であると、南側に客間・リビング・ダイニング・キッチンを並べて置けるというメリットがあります。
〇南側玄関の間取り例

視覚的にも広々とした空間を確保できるので実際の間取りよりも広く見えるというメリットもあります。
玄関収納を大きくとれる
『 玄関収納をもっと大きく作ればよかった』というのは後悔理由の中で最も多く見受けられるポイントです。
通常の玄関スペースは客室などとトレードオフとなるため、軽んじられる傾向があるというのが理由かもしれません。
北側玄関では、LDKと場所の取り合いがありません。ということは、玄関スペースを大きくとる事ができます。ベビーカー・BBQ・キャンプ用品を玄関収納に入れるなど予定しているご家庭にはメリットが大きいと思います。
子どもの行動を見守りやすい間取り
上図のような横にLDKが連なる間取りは、視覚的にもすべての部屋が見渡せるので、子どもの行動を見守りやすい間取りといえます。
小学校入学と同時に家を建てるような場合にはリビング勉強という観点からもおススメです。
北側に水回りを集中できる
風水的には水回りは北側が良いという話もあります。現在の住宅事情では、そこまで気にしていられないかもしれませんが…
北側玄関のデメリット
日中は採光しないと暗い
北側は建物の影に隠れるので、日中は暗くなりがちです。
共働きで日中家にいないというご家庭ではそれほど気にならないデメリットだと思います。
対処方法:玄関ドアの両サイドが強化ガラスになっているもの(引き戸タイプであれば引きこむ側に強化ガラスのあるもの)を採用すると北側玄関でも十分な明るさが期待できます。
我が家では引き戸タイプのドアを採用していますが、休日の日中には特に暗さは気になりません。
広い土地が必要
LDK和室を横一列にした場合は家全体が横長になってしまうため、一般的な50坪程度の正方形の分譲地には収まらないというデメリット、というかそもそも採用できません…
その場合は和室を北側に配置するなどしてバランスを取ることになるかと思います。
風水的には北東玄関が良くない
家相や風水的には北東玄関は良くないとされています。
頭にきたので論破して差し上げました。

玄関は北側?南側?のまとめ
- LDKを広くとれる
- 玄関側収納スペースを大きくとれる
土地が横方向に充分取れるなら北側玄関はおススメです。
今回作成した間取りは住宅間取り設計というサイトから作成しました。
自分の理想をカタチにするには実際に作ってみるのが近道です。
また、town lifeでは間取りプランをプロが無料で作成してくれます。
思わぬ閃きがあるかもしれませんよ。
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