
キッチンの床ってあまりキレイには使えないよね?
掃除のしやすさをとるか、オシャレをとるか・・・

タイルはかっこ良いけどねー。汚れに悩まされるイメージしかわかないよね・・・
キッチン床に関しては”日々の手入れが楽&汚れが落としやすい&見た目が素敵な床材”を使いたい場所ですよね?
ですが、キッチンの床はどうしても水ハネや油ハネが気になるところだと思います。
一方で、モデルハウスを見ているとシンプルなフローリング以外の床材の仕様も散見されるようになってきました。キッチン部分にアクセントとしてタイルやクッションフロアにする方も増えてきたようです。
今回の記事ではキッチン床材の選び方とおススメの施工法について考察したいと思います。
お品書き
やはり王道はフローリング

アイランドキッチンの左側から
・アドバンスフローリング-ウォールナット-
・パナソニックシステムキッチン-Lクラス-
まずはフローリングについての考察です。
王道と書きましたが、まさにその通りです。
キッチン床にフローリングを選ぶことで大きな失敗を味わうリスクはほとんどないはずです。
住んでみて4カ月、特に問題ありません・・・では考察にならないですねw
我が家はすべての床にアドバンスフローリングを採用しています。[1]へーベルハウスの床材、もっともメンテナンスが楽な床材です。参考記事はこちら … Continue reading
通常のフローリングであればワックスが薄くなっていると汚れはシミとなってしまいますが、アドバンスフローリングではそういった心配はありません。
なので無垢材のキッチン床よりも安心感をもって料理が出来ています。
前述のように一口にフローリングといっても、素材による違いは大きいとおもいます。
LDKとの連続性を意識するのであれば、同じ種類のフローリングにしたいところですよね。
ですが、やはり無垢材は汚れが残りやすいので注意が必要だと思います。
無垢材は油汚れ× 水ハネ×なので、水ハネに強いタイル材よりも念入りにメンテナンスをする必要があります。
アドバンスフローリングにおいては、汚れたと思ったら使用後に水拭きすれば十分です。仮に数日放置したとしてもシミになることは少ないかもしれません。
なのでキッチンマットは必須ではないかもしれませんね。
ですが、我が家ではそういった日々のメンテナンスを最小限にしたいので、キッチンマットを敷いていますし、水拭きロボット“ブラーバ”を運用しています。
ブラーバとルンバは本当に助かります、共働き夫婦の救世主です。

・アドバンスフローリングとの相性が抜群
前住居が寒すぎたので、床暖房はつけています。
まだ真冬の暮らしを経験していないのでどうなるかは経過観察ですね。
これ実はけっこうメリットだと思うんですよね。
LDKとの連続性を保ちながら、システムキッチンのワークトップ・カップボード・ウォールキャビネット・フロアキャビネット・壁紙、これら5つの素材感や色合いを総合的に演出する必要があります。
床にタイルを使うとかなりの個性を主張できる分、ほかとのバランスが難しくなります。
アクセントをどこに持ってくるかという観点からフローリングを選ぶのは、とても理に適っているのではないかと思います。
キッチン床にタイルを採用しなかった理由
我が家でタイルを床材として利用している場所は1階トイレのみでした。
長時間いる場所にタイル床を採用すると、冷えるかなと気になったのが原因です。
それに加えてタイルのメリット・デメリットも考察したいと思います。
キッチン床タイル最大のメリットはオシャレさですよね。
内装の雰囲気をさらに印象的にするにも一役買ってくれると思います。
へーベルハウスでは床暖房と床タイルの併用が可能です。
ですが、工務店やほかのハウスメーカーあるいはエネルギー供給会社によってはタイル床と床暖房を併用することができない場合もあるようです。
これがネックになってタイルを諦める場合がありますね。
床用のタイルは選択の幅が制限されます。
『水まわりには滑りにくい床 』という制限が加わるため、壁タイル材につかわれるようなツルツルテカテカの物は基本的には選べません(もしくは勧められない)。
少々ざらつきのある滑りにくい床タイルはもう汚れが落ちないイメージしかありませんよね・・・
夏場は良いですけどね。
冬場にはおそらく冷え込むことでしょう。
床暖房を併用できれば問題解決ですが、そもそも併用できないと言われてしまうこともあるので、事前に併用可能かを確認しておいた方が良いでしょう。
どこからタイルを使うか?これって単純ですが難しい問題ですよね。
構造上、キッチン床タイルとダイニング床フローリングに境界ができます。
この境界部分を目立たないように自然に仕上げるのが課題ですね。
“キッチン” “床タイル” “境界”でgoogle画像検索すると、違和感のない境界、明らかに変な場所で境界を分けられた画像が見られます。
フローリングとの境界を自然にするには、フリーリング・タイル・キッチンの色・素材感を全体として調和のとれたものにしなければなりません。
インテリアコーディネイトに自信がないと選べないなぁと思って、我が家では床タイルを選びませんでした。
キッチンにタイルを採用したいがデメリットが気になる方は
キッチンにタイルを使用してオシャレにしたいけど、床に敷くのにはデメリットが多すぎて抵抗があるという方は挙手!
はい、我が家です。
そんな方には壁タイルという選択はいかがでしょうか?
見え方はこんな感じです。


我が家ではこんな感じでカップボード奥の壁にタイルを採用しました。
前述していた床フローリングのデメリットは全て無くなります。
その上で以下の効果があります。
- アクセント効果がわかりやすい
- クロスとの境界は難易度が低い
- タイルの種類の選択肢が広がる
床タイルのアクセント効果を来客に示す機会は実は多くありません。
キッチンの中に招き入れることって少ないですよね。
その点、壁タイルであればダイニングやリビングにいる来客からもしっかりアクセントが見えます。
せっかくのタイルですからアピールポイントとして有効である壁タイルという運用はおススメです。
床タイルとの境界と比べたらクロスとの境界は設計が楽です。
壁の一面の色や素材を変える“アクセントウォール” が一般的となっているので、見慣れているというのも一因かと思います。
キッチン壁に張りや欠けのある間取りでも、境界をイメージしやすいのもメリットですね。
カップボードのテイストを淡い色にすれば主張の強いタイルでもアリですね。
床タイルでは採用できないモザイクタイル、大理石調の磨きタイルも選べるので、選択肢が広がります。
フローリング VS タイル|キッチンの床問題とおススメの施工法のまとめ
キッチンはタイルを使ってオシャレに仕上げたい。
そういうご家庭は多いと思います。
今回の記事ではフローリングとタイルのメリット・デメリットについて考察しました。
- フローリングは使用しやすいですが、無垢材の場合はメンテナンスに不安があります。
- タイルの場合はデメリットが多いので、設置は新調にした方が良いと思われます。
- デメリットなくタイルを使用したいときは壁タイルとして採用することがおススメです。
参考にしていただけますと幸いです。
References
【WEB内覧会系】
【家づくりのポイント】
【ハウスメーカー実例系】