パナソニックの新しい素材を使ったラクするーシンクを紹介します。シンクの強度を決める4条件から4つのシンク素材を評価、ラクするーシンクの使用感と合わせてレビューします。

ラクするーシンク・・・名前はアレだけど、汚れも傷もつきにくくて良いよなぁ♪

これなら毎日シンクを掃除するのも嫌にならないね!!

(掃除しているのは僕なんだが・・・)

ちょっと抱えて見せてください(ジーっ)
確かに水垢もなくて綺麗ですね・・・
あのー、ご主人、私のボディは、ちょっと埃で汚れているのですが・・・

(それも僕の役目!?)
はい、わかりました。
☑ステンレスシンクのキズが許せない人(僕です)
☑人工大理石のデメリットが気になっている人(僕です)
☑結局何が良いのかよく分からなくなってしまった人(昔の僕です)
お品書き
シンク選びで見るべき4つの耐久性
シンクの耐久性を測るうえで見るべき以下の4つのポイントとデザイン性とコストについて素材を比較すると自分たちの好みがわかると思います。
- 耐熱性
- 防汚性
- 割れにくさ
- キズつきにくさ
耐熱性で選んだシンクなら、調理後の熱をもったフライパンをそのままシンクの上に放置できます。
麺や野菜を茹で終えた沸騰したお湯もそのまま流せますよ。
頻繁に料理をするご家庭ならシンク選びで優先したいポイントですね。
防汚性は地味に嬉しいシンクの機能です。
凹凸が少ないなど掃除のしやすさもこの項目に含まれます。
素材自体にカルキ沈着や水垢が付きにくいという点も防汚性を評価するポイントになります。
シンクの使用頻度は高いけれど掃除頻度を少なくしたい(短時間にしたい)というご家庭ならシンク選びで優先したいポイントです。
シンクの割れにくさと傷つきにくさは似ていますが別の性質です。
シンクの割れにくさとは、例えるならダイヤモンドのように硬い素材も踏みつぶすような力の加え方をすると割れてしまうという性質です。
専門用語で 靱性(じんせい)と言いますが、重たいフライパンを誤って落としてしまうなどのアクシデントに強いシンクの性質と言えます。
シンクの傷つきにくさとは、摩擦などへの抵抗力といえます。
一般的には素材の硬さが影響しています。
日常的な使用(フライパンや炊飯ジャーなどを洗う)でシンクにキズがついていたなんて経験はありませんか?
これはシンクの硬度が原因です。
防傷加工のない標準的なシンク素材を比較すると、ステンレス≒人造大理石<人工大理石<ホーローの順番でキズが付きにくい素材となります。
素材で選ぶシンク
ステンレスキッチンがむかしから使われているだけあって、デメリットが少ないと言えます。ステンレスの明らかなデメリットは傷つきやすさと汚れやすさだけですね。
最近の高級ステンレスシンクでは、汚れにくいコーティングやエンボス加工によってだいぶ傷つきにくくなっており(その分値段は高いのですが)、弱点をカバーしている点に注目です。
ブランド・メーカーとしてステンレスNo.1のブランドクリナップのセントロが優秀だと思います。
人造大理石[1]人工大理石と紛らわしいのですが、こちらは大理石を粉砕、樹脂やセメントで固めたものです。は普段使いでは汚れに強く、熱に弱いという面以外で目立つデメリットはありません。
最近の人工大理石では耐熱性も高くなっており、トクラスの社内実験ではカウンターは350℃に空焼きしたフライパンを10分間放置しても、割れたり変色しにくい特性を備えているといいます。
ブランド・メーカーとしては人工大理石40年以上の歴史をもつトクラスのDOLCE Xが優秀だと思います。
ホーロー(琺瑯)とは、鉄とガラスを高温で圧着させた強さと美しさをあわせ持つ素材です。ガラスは、水、熱、ニオイに強く見た目も優れますが、脆さが問題でした。それを鉄と合わせたことで改善したものがホーローです。
ブランド・メーカーとしてはホーロー=タカラですよね。タカラのレミューで決まりです。
性能としては上記の素材を含めた中で最も弱いといえます。
人工大理石[2]人造大理石と紛らわしいですが、こちらには大理石が使用されていません。アクリル樹脂・ポリエステル樹脂で作られています。は加工や色付けしやすいのが特徴です。したがってデメリットも着色しやすい、熱に弱いといったものです。
が、デュポンのコーリアンのようにデザイン性で突出している人気のブランドがあります。
パナソニックのラクするーシンクは?
有機ガラス系の素材で人工大理石に分類されています。
ですが最新商品だからなのか素材の詳細がわかりませんでした。
本来の人工大理石は上で書いたように変質しやすい性質でキズもつきやすいのが難点でした。
ところがこの最新商品のシンクは①鉛筆硬度試験9H、②エンボス加工ということで従来の人工大理石やステンレスよりだいぶ強度があるという特殊性をもっています。
上記の素材の特徴を踏まえて考えてみます。
前住居のシンクは鉛筆硬度4Hのステンレスを採用しており、エンボス加工もありませんでした。数カ月で炊飯ジャーを洗っている際の細かなキズがつきまくっていました。
ラクするーシンクはどうでしょうか?
使用して3か月経過していますが、水垢は全くついていません!3か月で水垢無しというのは、毎日きれいに管理しているとはいえ驚異的な結果です。ちなみにメラミンによる研磨は一切していません。
これまで何かを落としたことはありませんので、目立った傷はついていません。鍋や炊飯ジャーを洗うことによる細かなキズもついていません。
使っている印象は『通常利用では一切問題なし』です。今後の使用でキズ・ 着色汚れ・熱さで変形などがありましたら適宜報告していきますね。
パナソニックのラクするーシンク(人工大理石)はおススメできるか?のまとめ
パナソニックのラクするーシンクは比較的新しい製品のため、使用感の情報が多くはありません。
数カ月の使用感では特にキズ・汚れなしです。通常のステンレスシンクよりは遥かにキズがつきにくいのかな?というものでした。
人工大理石は4つの強度の面からはあまり強くないという意見があります。今後の使用でラクするーシンクはその意見を覆すことができるのか期待ですね。
ちなみに我が家では洗面台もパナソニック製です。
〇合わせて読みたいパナソニックのLクラス洗面台



今回の記事はいかがでしたでしょうか?
シンク素材は悩みますよね。システムキッチンだとカウンターも合わせて選ぶことになるのでさらに迷うと思います。

そんな時はいっそデザインで選ぶのもアリかも!?
最近のシステムキッチンは素材の弱点をカバーする技術が優れてるからねー。

奥様、それはさすがにテキトー発言過ぎるのでは?
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References
【WEB内覧会系】
【家づくりのポイント】
【ハウスメーカー実例系】