新築は寒気が大事と言われます。
その理由を痛感している共働き夫婦が、換気の重要性とハイブリッド除湿器を設置すべき場所について解説します。

ちょっ、これヤバス!
カミサーン、これ見れ!!

なになにー?
へ、なにこの多量の水は!?

『なんのこっちゃ?』と思われた方はもうすこしだけ我慢してお読みくださいまし。
きっと驚かれると思いますよ!!
お品書き
なぜ湿気対策の記事を書くのか?
共働き夫婦が湿気を恐れる理由
前の住居はかなりの湿気がありました。夏は多雨、冬は結露でかなりの湿度だったと思います。
さらにリフォームしたての戸建平屋の賃貸でした。
太字のような四重苦があったため、ひな人形にも靴箱の革靴にもキッチン下収納の中にまでカビが生えました。
詳細は別ブログに書いています泣
1階なので防犯上なかなか換気ができず、最終的にはパナソニックのハイブリッド除湿機を2台買うという始末でしたw
そんな経緯がありまして、家の中の湿気には人一倍敏感なよむおファミリーでございます。もちろん新居でも湿度コントロールは欠かせません。
新築のへーベルハウスの湿気は?
まずはこれをご覧下さい。

ある日の1日分の湿気を吸収したものです。
場所は玄関、その日の天気は晴れ、前日の天気も晴れ、季節はGWの頃です。
全量3.2Lのタンクに2L以上入っていますよね。
この日は玄関に初めて設置したのですが、こんな状態でした。
玄関にはシューズクローク内に細窓があります。
換気用に用意したものの、なかなか空けていませんでした。
これがそのまま放置されていたとしたら、、、
おそらく今頃、革靴からカビが生え、棚全体カビだらけになっていたかもしれません。
恐ろしい事です。
それほど現代の住宅では換気が大事になっています。
なぜ新築は換気が必要なのか?
そもそもなぜ新築(リフォームも含む)は換気が必要なのでしょうか?
- 高気密・高断熱
- 建材からの水分
高気密の予期せぬ弊害
昔はこれほど厳密に換気の重要性が語られていませんでした。
それは昨今の建築のスタンダードである高気密性の弊害にあります。
昔の住居はいわゆる日本家屋は隙間風と開放的な間取りによって、適切な外気との湿度調整がなされてきました。
現在の住居は優秀な断熱材を用いた高気密がスタンダードです。
この高性能の家だからこそ、寒暖差の大きい時期に外気との温度差が生じてしまうのです。
その結果として結露からカビが生えやすい環境となっています。
ちなみに24時間換気システムは法律で義務付けられていますが、これはホルムアルデヒドなど揮発性の有害物質を除去する目的でつけられています。
あまり情報として出てこないですが、防カビできるほどの除湿機能は通常の24時間換気システムには備わっていないのではないかと考えています。
ちなみに、開放的な間取りと設計が売りのへーベルハウスでも、3年間は念入りに換気をするようにアドバイスされました。
建材からの水分
壁紙の接着剤、コンクリートの水分が蒸発してきます。
季節的には乾燥していても暖められた空気の中には多量の水分が含まれてしまいます。
晩春の寒の戻りの時期には、その多量の水分が一気に冷えて結露し、壁紙ほかにカビが生えてしまうという現象が起きやすいんですよね。
カビが生えやすい場所とは?|旧住所を参考に
以前の住居の経験では次のようにランキングされます。
- クローゼット
- 下駄箱
- 浴室
旧住居でカビが観察されたのはこの3か所です。そしてカビ多さはランキングの通りでした。
クローゼット
単なるクローゼットではなく寝室のクローゼットです。
おそらく就寝時につけていたエアコンにより寒暖差が生じて結露⇒カビと悪化したものと思われます。
とくにクローゼット内は閉めていることが多かったのも原因と思われます。
新築で寝室にクローゼットのあるご家庭は換気を頑張ってください。
もし換気が定期的にできない環境であれば、ハイブリッド除湿器の購入を考えても良いと思います。
下駄箱
旧住所では下駄箱とシューズクローク(換気窓なし)がありましたが両方カビが生えました。
そうなんです、ここは蒸れた靴、締め切りの下駄箱といった具合にカビの好む環境が整っています。
この部分については新築だろうがなかろうが関係なく換気・除湿器の設置をおススメします。
浴室
浴室にカビの生えやすいという話は現代に限ったことではありません。
対策としては①換気 ②タオルで拭く ③定期的にカビキラーをまく
こういったものがありますね。
ですが一番おススメなのは浴室乾燥機を採用する事です。
へーベルハウスではToToのユニットバスが採用可能ですので、そちらで浴室乾燥機を設置してもらう事になります。
いずれにしても浴室はカビが生えやすい環境なので要注意ですね。
新築だからやっておきたい湿気・カビ対策
新築がカビやすい原因が判明したところで対策できることを書いていきます。
- 24時間換気をonにする
- 換気窓をこまめに開け閉めする
- カビやすい場所には乾燥材を置く
- 最終兵器ハイブリッド除湿器を使う
24時間換気のonにする
シックハウス症候群の予防のために24時間換気システムの設置が義務づけられました。
この24時間換気システムは引き渡しのときには切られているので要注意です。
我が家も1カ月点検時にoffにされているのを指摘されてonにしました。
このままGWに突入してしまうと、前述の写真では収まらないくらい湿気に満たされて家になっていたかもしれません。
前述したように24時間換気システム『だけでは』 湿気・カビ予防効果は無いとはおもいます。
換気・除湿器などをサポートする効果はあると思いますので、ぜひonにするのを忘れないようにしてください。
〇入居後にしておくべき36の事

換気窓をこまめに開け閉めする
もっと言うと、間取りの段階から風通しは計算しておいた方が良いですね。
まったく風の入らない家なんてのもあります。
朝晩には短時間でも良いので換気しておくだけでだいぶ違います。
特に1階は防犯上開けっぱなしにはできないので、こまめな換気で湿度を逃がしてあげたいものです。
カビやすい場所には乾燥材をおく
前述した浴室をのぞいた2つの場所(クローゼット・下駄箱)には乾燥材を置いてみてください。
1週間で水が満タンになっているときには換気不足あるいはなんらかの除湿手段が必要だと思います。
一度カビてしまうとカビの根っこが残ってしまいます。
まずは乾燥材を置いて湿気のモニタリングをしてみましょう。
最終兵器ハイブリッド除湿器を使う
ハイブリッドとはコンプレッサータイプとデシカントタイプの2つの長所を併せ持ったという意味です。
一言でいうと、夏のムシムシにも冬の結露にも両方有効な除湿器であるということです。
コンプレッサー/デシカントの違いについては僕の別ブログ[1]ひな人形収納にはハイブリッド型除湿機が安心・最適|ひな人形をカビさせた男のリベンジ検証④|読ブロで解説していますので読んでますとより理解できると思います。
2019年5月現在、ハイブリッド除湿器はパナソニック製のみです。
同じ型でも木造と鉄骨では効率に倍以上の違いがあります。
間取りに合った除湿器を選ばれるのをおススメします。
我が家では上記のF-YC120HSX-Sタイプを2台購入して使用しています。
カタログスペックとして鉄筋では23畳まで有効なので我が家の使用場所では十分に効果を発揮しています。
設置場所は
1階:玄関(シューズクローク)もしくは和室(ひな人形収納)
2階:ランドリールーム
このように使っています。
ハイブリッド除湿器が新居でも大活躍!のまとめ
この記事では以下のトピックでご家庭の湿度・カビコントロールについて解説しました。
新居にカビが生えてしまうと本当にショックですよね。
我が家も頑張って湿気対策をしています。
皆さんのおうちも対策を忘れないようにしてくださいね。
〇合わせて読みたい加湿器と結露の話


もう一度目次をみる?

お読みいただきありがとうございました。

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References
↑1 | ひな人形収納にはハイブリッド型除湿機が安心・最適|ひな人形をカビさせた男のリベンジ検証④|読ブロ |
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