
前回の記事ではへーベルハウスの仕様についてざっくり解説しました。
今回は我が家の独断と偏見ですが、標準仕様でも充分良いものと有料オプションや特注でこだわりたいものとを考察したいと思います。

一生に一度の注文住宅!
回遊型のアイランドキッチンにしたいよね。よね!

奥様、そういうのを心理学でアンカリング効果というらしいですよ。散財の原因ですのでおやめください…

ひぃー、正論やめてー

皆様はこうならないように、何が自分たちにとって必要か?ということは日ごろから考えておきたいですね。
☑標準仕様か有料オプション悩んでいる人
☑必要以上にオプションを選びたくない人
〇前回の記事

お品書き
標準仕様でお値段以上のもの
- 基礎・構造・断熱材・外壁など[1]重量鉄骨と軽量鉄骨に価格の違いはあります。また、外壁塗装の新色は価格が高くなることがあります。
- ドア関連(吊り戸除く開き戸)
- 床材:(アドバンスフローリング、水回り床)
- クロス全般(アクセントウォール除く)
- 収納全般(造作収納除く)
- 照明:ダウンライト全般(センサー付きは差額あり)
- コンセント・スイッチ類
我が家で採用した標準仕様を改めて提示しました。
これらの中から、標準仕様でも全然オーケー・充分すぎるほど使える!と思えるアイテムについて考察していきます。
クロス類は標準仕様でも種類が豊富です。有料オプションではさらにスタイリッシュだったりモダンなデザインを選ぶことが出来ます。
アクセントクロスとして使う場合には、標準仕様のクロスでもオシャレに仕上がるので2階のプライベートゾーンには有用です。


固定棚、可動棚など収納全般が標準仕様として採用可能です。
収納関係で特注となるのは造作棚関連です。我が家ではトイレのカウンター下の造作棚を特注としました。
トイレの造作棚以外は全て標準仕様で作成しています。





納戸・和室・子ども部屋・2階WICにも収納があるのですが、まだまだ完成していません。
無印良品の収納ケースを使ってシンプルライフを目指していますので今しばらくお待ちください。
我が家ではペンダントライトやシャンデリアはつけていません。
将来的に設置できるようにシーリングは付けていますが、基本的に日々の掃除をしなくて良いダウンライトを選んでいます。

住み始めて約半年たちますが、不便は全く感じていません。
このままでも良いかなとさえ思っています。
有料オプションや特注を選ぶ価値のあるもの
例えば『キッチンは毎日使うところなのでコストが高くなってもこだわりたい 』 とか『お風呂でリラックスできるように広くつくりたい』そういうコダワリの思いがどのご家庭にもあると思います
我が家はコストよりも使い勝手やデザインを重視して家造りを進めてきました。
有料オプションや特注としてコストをかけても良い(=コストに対する満足度が高い)と思っているものは以下の四つです。
- キッチン
- 洗面化粧台
- ユニットバス
- トイレ
まキッチンを特注にしても良いと思える理由はアイランドキッチンです。
アイランドキッチンを選びたい場合は、ヘーベルハウスオリジナル以外は全て特注となるからです。せっかくの注文住宅ですからアイランドキッチンに憧れている施主さんは少なくないですよね?
キッチンは四つのブランドから選択可能です。
- ヘーベルハウスオリジナル
- LIXIL
- Panasonic
- トクラス
それぞれのメリットについて軽くお話しておきます。
ヘーベルハウスオリジナルはマルチアイランド型が基本仕様です(他のブランドでは特注扱いです)、ただし収納の扉デザインは木目がメインで選択の幅は狭いと感じるかもしれません。
LIXILは基本仕様が充実しています。カウンターシンクはステンレス人造大理石から選択可能、水洗や収納も選びがいがあります。特にホコリの溜まりにくいレンジフードファンがオススメです。
Panasonicのシステムキッチンは我が家でも採用しました。特徴については、こちらの記事をご覧ください。

トクラスはカウンターシンクに人造大理石を採用している人造大理石特化のメーカーです。ハイバックカウンターといって、ハンガーアイテムとコンセントを装備した多様な使い勝手のできるカウンターが最大の特徴です。
我が家は共働きかつ子どもたちの送迎で家族がみな同じ時間に起床して朝の身支度を始めます。
したがってダブルボウル洗面化粧台が必須でした。その時点でLIXILがパナソニックの特注ということになりました。
需要はありそうなんですけどね、ダブルボウルの選択肢は意外なほど少ないんです。
すでにパナソニックでキッチンを決めていたので、洗面化粧台もなんとなくパナソニックがいいのかな?という雰囲気で決めた感はあります。
これは個人的な感想ですが、LIXILよりもPanasonicの方が手洗い水洗に関しては使い勝手が良いような印象でした。
へーベルハウスの標準仕様では
- TOTO
- LIXIL
- Panasonic
- 住友林業クレスト
上記四つのメーカーから選択可能ですが、機能面では大差ないと思います。
細かいところで言うと、
- タッチ式センサー式の水洗
- 冷水温水の切り替え方法
- カウンターボールが一体型であるかどうか
- 水洗がシャワーホース切り替え可能であるかどうか
このような点について、ご家庭のニーズと合わせて考えていただければいいなと思います。
ユニットバスは下記3つから選択可能です。
- TOTO
- セキスイ
- LIXIL
ここに、パナソニックがない違和感がありますよね。
我が家ではTOTOを採用しました。
決め手は、前住居で経験していた『ほっからり床』、除菌水による『床ワイパー洗浄』という新機能です。
これがなければ、パナソニックのデザイン性の高いユニットバスに決めていたと思います。
各メーカーの特徴についてご紹介します。
セキスイは、油汚れまで落とす『親水コーティング』の浴槽が魅力的です。逆にそれ以外は一般的と言えます。
LIXILは、浴槽をギリギリまで長くして足を伸ばせる『くつろぎのバスルーム』がコンセプトになっています 。また、メンテナンス性にも配慮があります。
TOTOはなんと言っても『ほっからり床』『床ワイパー洗浄』が一押しです。可能な限り繋ぎ目を排除したデザインによりメンテナンス性も高いです。
パナソニックは豊富なデザインから好みのチョイスが選べる点に圧倒的な優位性があります。元々デザインにも重点を置いているメーカーなのでデザイン重視で選びたい施主さんには特注でも設置する価値があると思います。
〇ユニットバスについてこだわりたい人はこちらの記事もおススメです。

TOTO、 LIXILから選ぶことになるのですが、へーベルハウスでは両方ともなぜか特注扱いでした。
同じグレードの商品であれば圧倒的にTOTOの方が高価です。
形状による値段の違いは、タンク付き<タンクレス<ハイブリッド型という順番に高くなります。
TOTOのハイブリッドは『きれい除菌水のおかげで手間なく綺麗に長持ち』がコンセプトなのですが圧倒的に高いです。
タンク付きタイプは凹凸部分に誇りがたまりやすく掃除が面倒です。
なのでコストとメンテナンスを考えると、間をとってタンクレス型がオススメですね。
同じタンクレスでもTOTOとLIXILを比較するとTOTOが高いんですよね・・・
少しでもコストを下げたければLIXILを選ぶということになると思います。
我が家では特にトイレに対してはこだわりが無かったのでコスパの良いLIXILとしました。
標準仕様を選ばなかった理由
キッチン・洗面台・ユニットバスについては標準使用を選ばなかった明確な理由があります。
その理由をシェアして、この記事を終わりとしようかと思います。
当初からカミサンの希望であるトリプルワイドIHヒーターが目当てでパナソニックのシステムキッチンを第1候補に考えていました。
パナソニックのショールームに行ってみて、ヘーベルハウス採用の標準仕様(ラクシーナ)を見ていたのですが、ふとグラニットの真っ黒くて異常な存在感を放つカウンターに目が奪われました。
そうです、パナソニックのシステムキッチンで最高ランクのLクラスに一目惚れしてしまったのです。はい、二人の意見があったので即決でしたね。
前述したように、ヘーベルハウス採用の標準仕様ではダブルボウル型の洗面台が選べませんでした。
どうしてもダブルボウル型洗面台にしたかった我々は、パナソニックのショールームでキッチンと同じように黒光りするアイツに出会いました、いやもはや偶然ではなく運命だったのでしょう。
一つ特注を思い切ってしまうと、結婚式よろしく、どんどんコストに対する警戒は甘くなってしまいますね…すでにキッチンでLクラスという特注品を見初めてしまった我々のブレーキはとっくに壊れていました。
二人同時に目配せして心の中で同意を求めます。
『いいよね?』『いいよ!』
『いいよな?』『うん!』
後悔はしていません。
黒い人造大理石のカウンターは汚れが目立つので、毎日磨き上げるのは大変ですが、ピカピカに磨くと心まですっきりとします。
以前、『造作風呂・ハーフユニットバス』についての記事を書きましたが、元々はちょっとしたコダワリのつまった浴室に仕上げたかった共働き夫婦です。
ヘーベルハウス採用の標準仕様はどうしても“マンション感”が否めないんですよね、せっかくの戸建て・注文住宅なのだから何かしらの特別感が欲しかったんです。
TOTO、LIXILのショールームを巡ってみてマーブル模様のユニットバスに惹かれました。
その当時、ハーフユニットバスという存在を知っていれば、特注ではなくそちらを選んだかもしれませんが仮定の話をしてもしょうがないですね
もしユニットバスを特注以上にこだわりたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

へーベルハウス標準仕様は上質だが敢えて有料オプションを選んだもの|まとめ
もう一度目次をみる?

我が家で使用した標準仕様・特注をより詳細に紹介しました。

『あの時やっておけばよかった…』という後悔の無いように、予算の範囲内ではありますが上手くやりくりしたいものですね。

今回もお読みいただきありがとうございました。
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References
↑1 | 重量鉄骨と軽量鉄骨に価格の違いはあります。また、外壁塗装の新色は価格が高くなることがあります。 |
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