
外観にはこだわりがあります!
本気で取り組んだので自信があります!!

でも防犯上の観点から外観写真の公開はできません。
ヨムオ君の自作画像で我慢してくださいね、ごめんなさい。
住宅展示場やカタログ写真には載ってこない部分があります。
それは家の裏側です。
いえ、仄暗い話の喩ではなく、文字通りの裏側です。

こんな感じの家があったとします。
これは“家の表”ですね。玄関側を表側としたら、反対側が裏側と称する場合も多いですね。
本記事での『家の裏側』とは排水管、排気孔、エアコン室外機、エコキュート、換気孔といった、外観をぶち壊す存在をまとめて置いておく面のことです。

上の図は先ほどの家の裏側です。
排水管3本、排気孔3か所、エアコン室外機4基、エコキュートの貯湯ユニットとヒートポンプユニットを1つの面にまとめています。
こんなに上手くまとめられる事はマレかもしれません。
こいつらは家づくりの最終盤でひょっこり顔を出して、家の表側にズケズケ出てくる曲者たちなので注意が必要です。
今回は、そういった外観をぶち壊す存在をうまくまとめるための一工夫と注意喚起の記事を書きました。
☑外観は大事だよ!というご家庭
☑締めで大後悔したくないご家庭
☑エアコン設置まですすんだご家庭
お品書き
知っていれば失敗しない5つの屋外設備

当たり前ですが、エアコン本体を設置した分だけ室外機が増えていきます。
もっとも近い外壁にパイプを出して室外機を置くのがコストを抑える方法です。
が、その方法だと最悪玄関の真横に室外機が置かれることもあります。[1]玄関横に室外機は相当ひどい例だと思いますが、個人ブログには被害報告として散見されるので注意されたし。
我が家では和室に1台、LDKに2台、子ども部屋に1台ずつ、寝室に1台というように、全部で6台のエアコンを設置しました。
もし仮に最短ルートで配管が外壁を貫いた場合、目立つ部分では玄関横に1台、ウッドデッキ側に2台の室外機が置かれることになっていました。
もちろんへーベルハウスの担当設計士さんは、我々の嗜好を良く知っているので『隠ぺい配管』を[2]隠蔽配管とは、エアコンの配管を壁の中や天井裏の内部を通すことで隠し、外観上の配管を見えないように整える施工法です。提案してくれました。
結果として6台の室外機はすべてカーポート側(一番目立たない場所)にまとめることが出来ました。
- 『隠ぺい配管』は施主支給エアコンでは難しい可能性があります。
- 施主支給とへーベル経由購入の両方を設置した家庭では『隠ぺい配管』してくれたという記事がありました。
- 施主支給エアコンのみでは『隠ぺい配管 』 してくれない場合もあると思いますので、工事担当さんに問い合わせてみてください。

間取りの段階からエアコンの位置については気にしていると思いますが、窓とエアコンの配管についてはどうでしょうか?
図のように窓を迂回する形で配管を曲げる施工方法は、街中の家の裏側を見ていると少なくないと思います。
実際問題として、迂回が1回だけ(図のよう)ならさほど気にならないかと思いますが、2回3回と迂回するようなグニャグニャ配管は見ていて素敵だとは思いませんよね?
設計段階から気にすれば避けられることなので注意したいですね。上階と下階の間取りは是非連結させて考えてみてください。
また、配管の色合いについては、ダークカラーの外壁であれば、近似色のダクトカバーがあるようです[3]我が家の外壁は輝白なので聞かれませんでした。
ただ、工事前には配管を通す位置の確認だけで近似色を付けてくれず、希望を出して付け替えてもらったというブログ記事がいくつかあったのが気になりますので確認は必要ですね。

次の関門はエコキュートです。
1階間取り図をご覧ください。

カーポートは間取り図の右手にあります。
残念ながらエコキュートは妥協せざるを得ませんでした。
理由は2点あります。
ひとつは、浴室とキッチンの場所からもっとも遠い場所にあるため、給湯温度が下がる可能性が高かったこと。
もう一つはエコキュート本体がカーポートの屋根に干渉するという点です。
これら2点は致命的でした。
結局、間取り図の左手、キッチン真裏あたりにエコキュート本体を置くこととなりました。
左手は大通りに面しており、歩道からフェンスを挟んで芝生、エコキュートと配置されています。
玄武やメテオブルーなど暗い外壁色にしていたらさぞかし浮いていたことでしょう。考えるだけで恐ろしいですね。
我が家の外壁は輝白で、エコキュートはそれほど浮いていません、良かった本当に。
予期せず外壁の色が功を奏しましたが、こういったハウスメーカー外の設備については色の問題が生じやすいので、外壁選びは慎重に行ったほうがよいですね。
〇へーベルハウスの外壁に関する考察まとめ
箱型住宅(一条・ハイム・ヘーベル)の外観が苦手!深い軒でメリハリを出そう
へーベルハウスの外壁選び(目地・吹付・色)で迷ったら読んでください
へーベルハウスの箱型外観を低価格でオシャレに演出するコツとは?

屋根つきの家では、だいたい家の四角の部分に設置されて自然な感じで家のアクセントになっています。
箱型住宅ではだいたい外壁のど真ん中を遠慮なく降りてきます・・・
とても腹が立つのですが排水管は我慢するしかありません。
箱型住宅の屋上やバルコニーの雨水を排泄できず、水が溜まってしまいます。
屋上・バルコニーの大きさによって必要なドレイン配管の必要な本数が決まっています。
出来る限り一面にまとめて、少なくとも家の正面には窓と玄関以外は何もない状態にしたいものです。
あるいはルーバースクリーンで目隠しした中庭を通すのも手ですが、それだけのために中庭を設置するのは流石にコスパが悪いですね。もし中庭を設置する予定があるのであれば一考の余地ありだと思います。

排気口はこれまでの3つよりは目立ちにくいです。
といっても、あまりバラバラで統一感の無い高さにすると格好悪いかなと思います。
また、家の正面にはやはり換気口は出したくないですよね。
設備で外観を壊してしまったときは?
室外機の配置をミスして、しかもどうしても動かせないときは『エアコンカバー 』 というものがあります。
素材は木製・アルミ製・鉄製、色はアースカラー・白系・黒系というラインナップでホームセンターやネット通販で購入可能です。
〇木製で落ち着いた印象の室外機カバー(白と黒)
〇アルミ製でクールな印象の室外機カバー(白、銀鼠)
エコキュートやガスに関してはさすがに通販では買えないようです。
何か対応策はないか調べてみると、リフォームという形で収納スペースを作った外構業者のブログがありました。
また外構見積もりサイトでもそういった事例が多くあるようなので、建てた後にエコキュートやガスボンベが気になるというご家庭は参考にされてみてください。
知っていれば失敗しない5つの屋外設備のまとめ
間取りやインテリアに比べ、外壁設備は盲点になりやすいところです。
調べてみると、家づくりの失敗例としてはマイノリティではありますが、重要な問題であるなと感じました。
この記事を読んでいただけた方はぜひご注意下さい。
☑仕上げの段階で外観を壊す要因は5つ
☑5つとはエアコン室外機・エアコンダクト・エコキュート・排水管・排気口
☑打ち合わせの初期からエアコンダクト・排水管と窓の位置は注意する
☑エアコン室外機・エコキュートやガスボンベは後から隠すこともできる

今回の記事はいかがでしたでしょうか?参考になりましたら幸いです。

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References
【WEB内覧会系】
【家づくりのポイント】
【ハウスメーカー実例系】