
リビングに面する庭のテラスをウッドデッキにするかタイルデッキにするかは結構悩んだよね。

ネットでは『デッキは結局使わなくて撤去した』なんて話もあったから、設置しないという選択もあったね・・・

素材はどうあれ、使うときの状況と目的がしっかり決まっていないと役に立たないんだよね。

そう考えると、うちのタイルデッキは目的に合っているから、使い勝手も悪くないと思えるね。
へーベルハウスにはアウトドアリビングというコンセプトがあり、開放感のあるウッド(タイル)デッキを1階、2階問わず設置することができます。

ウッド(タイル)デッキでの「優雅なアフタヌーンティー」とか「子どもたちとプール遊び」など魅力的な生活の実現が、へーベルハウスでは安心して施工できると思います。
なにやらへーベルハウスのCMみたいになってしまいましたねw
ただ、夢のようなウッド(タイル)デッキにもデメリットはあります。
せっかくお金をかけて作ったウッドデッキが「人目が気になり全然くつろげない」だとか「思っていたより狭くて遊べない」といった後悔で使わなくなるという事もあり得ます。
もしここまで読んでいただいて、ウッド(タイル)デッキなんて作って終わりだろうとか、間取りに比べたら適当にやってもうまくいくだろうと思っておられる方がいましたら、ぜひ注意深く読み進めてください。
そういう方にオススメしたい記事です。
☑ウッド(タイル)デッキの設置を考えているご家庭
☑モデルハウスを見てウッド(タイル)デッキが気になっているご家庭
☑設計士さんに任せておけば大丈夫と思われているご家庭
お品書き
ウッド(タイル)デッキが使えなくなる5つの原因
ウッドデッキの素材は純粋な木材もあれば樹脂もあります(それはもはや樹脂デッキでは??)。
無垢材の床の話ではないですが、木でできたウッドデッキは日差しによる劣化をもろに受けます。
色があせたり、表面の保護材がはがれたり、害虫被害を受ける場合も・・・
天然木の色調変化が気に入らなければ塗装の必要があります。
ウッドデッキは思う以上に管理が大変であることは覚悟しておいた方が良いと思います。
こうした弱点を克服したものがタイルデッキですね。
樹脂製のものは熱伝導率が木製よりも高いです。
なので夏場にウッドデッキの上をはだしで歩くことはできないと考えた方が良いです。
これはモデルハウスで体感できることなので、ウッドデッキを検討されているご家庭であれば、住宅展示公園でさまざまなバリエーションを見てみることをオススメします。


『 ウッドデッキで何をするのか?』というシミュレーションはできていますか?
例えば快適にバーベキューをしたいのであれば、4人規模で6畳分のスペース、6人規模で8畳分のスペースが必要になります。
これはシンプルに家庭内でのダイニング空間を移動させたものと考えればイメージしやすいですよね。
数字で示すと結構な面積が必要だと思いませんか?
使い勝手の良いウッドデッキをつくるには、実際の居住空間を間取り図に転写して考えてみると良いと思います。
このくらいで足りるかなと作ったウッドデッキは、得てしてスペースが足りない事が多いようです[1]スペースが足りないというのは、ネットの口コミで多発している失敗例です。。
ウッドデッキは表面が劣化によりササクレだって剥げてくることがあります。
これがトゲとして手足に刺さってケガをすることがあります。
トゲによるケガを予防するには、表面を定期的に塗装しコーティングをしてあげる必要があります。
また、ササクレだってしまった場所はやすりで擦るなど少々手間のかかる作業をしなければなりません。
また、ウッドデッキを組んだスキマに子どもの足指をはさんで捻挫をしたりすることもあります。
素足で素材の質感を楽しめるウッドデッキですが、このようなデメリットも理解しておくべきですね。
一方でタイルデッキでは濡れていると転倒のリスクがあるといわれています。が、Lixilのタイルデッキであればほとんど滑りませんでした。
もちろん全力疾走する場合はわかりませんが、そこはタイルが原因というよりは使い方の問題だと思います。
ウッドデッキの下に物が落ちると取るのが大変ですよね。
どんな場所でもムシは出入りするものなので、大事なものが落ちたら蜘蛛の巣を払い分けて取りにいかなければなりません・・・(考えただけで鳥肌が)
また、BBQをしていて食べ物が落ちることもあるでしょう。そこでカピカピに乾いていけば良いですが、腐ってしまったりムシがわいたり嫌な妄想しかできません。
できれば物がデッキ下に落ちない工夫をしたいものです。
タイルデッキであれば、そもそもスキマが出来ないので安心です。
ウッド(タイル)デッキを快適にデザインする8つの方法

・フルフラットリビング
・フォールディングウインドウ
へーベルハウスカタログより引用転載

へーベルハウスカタログより引用転載

へーベルハウスカタログより引用転載
先のデメリットを理解されましたら『ウッドデッキで何をしたいのか? 』 という目的を設定することが大事であると感じられたと思います。
ウッドデッキづくりで我が家がおこなった工夫は以下の7点です。
我が家ではバーベキュー(BBQ)をするという目的がありました。
やはり持ち家の醍醐味のひとつかと思います。
まだ本格的なBBQはしていませんが、試しに外での食事をしてみました。
あらかじめ計画していただけあって、広さ的には4人家族でのBBQに充分なスペースがあると感じています。
BBQ以外にも用途は様々だと思いますが、ぜひ使用目的をしっかり決めてからウッド(タイル)デッキの間取りを計画してみてください。
タイルはコストが上がりますが、木材はもちろん人工材にも勝る耐久性があります。
水にも日差しにも強く、汚れにくいという利点があります。
雨上がりで風が強い日の翌日は、土ぼこりで汚れている場合もありますが、水巻き用ホースの強い水圧でかなりきれいになります。高圧洗浄機があれば100%きれいさっぱりします。
タイルならシロアリ被害もないのでさらにメンテナンスフリーです。
ウッドデッキの高さと連続する屋内の部屋の高さを同じにすることが可能です。
実は物干し以外でベランダに出ない理由は『段差を越える 』 というたった一つの工程だったりします。
『フルフラットリビング』にして『段差を越える』という手間をなくしただけで、ウッドデッキへのアクセス頻度が変わるといいます。
ウッドデッキを使いやすくするには移動も大事ということですね。
こちらも 『 フルフラットリビング』と同様にアクセス性を考えた設備です。
通常の窓よりも大きく開け放つことができるため、リビングに外とのつながりを感じやすくなります。
外へのアプローチが手軽に感じることは、ウッドデッキを使いやすくするための本質的な改善策だと思います。

BBQをするにしても、外で遊ぶにしても道具を運ぶ動線を考えなければいけないでしょう。
特にキッチン(冷蔵庫・シンク)ーウッドデッキ(BBQの場所)ー物置(キャンプ用品)の動線はウッドデッキでBBQをするには重要なポイントかと思います。
いずれかが遠かったり階をまたいでの移動を要する場合、億劫ですよね・・・
ウッドデッキを使用しやすくするには、すこしでも面倒なことはへらしておかなければならないと感じています。
プール遊びや庭の水まきには水道をつけましょう。
高圧洗浄機で外壁掃除、BBQでホットプレートを使うならコンセントをつけましょう。
グランピング、花火、お酒など夜を楽しみたいときは照明があると便利です。
ハンモックをつるしたり、植物のポットをつるしたいときは軒天用フックをつけておきましょう。
そらのま[2]2階リビングに開口する中庭です。なら人目を気にしなくても良いですが、1階にウッドデッキがある場合は注意が必要です。
歩道や隣家からの目線がどうしても気になりますよね。
歩道からの目線を避けたい場合はバートスラブ(袖壁)を深くするとプライバシー性も高くなり、建物のメリハリも出てきて一石二鳥です。
へーベルハウスでは深い軒先をつくることが可能ですが、浅く入ってくる初夏・晩秋の日差しはまぶしく感じます。
そういう時に役立つのがオーニングテントです。
へーベルハウス仕様では電動を選べます。
開け閉めがボタン一つなので本当に楽ですよ。
ウッド(タイル)デッキに関する検討まとめ
今回の記事ではウッド(タイル)デッキを快適に過ごせる空間にするためのデザインとデッキが使いにくくなる5つの原因について考察しました。
多くの感想で語られているように、デッキは何となくで作ると失敗しやすい場所です。
当記事のデザイン方法を実践した我が家のタイルデッキは非常に使い勝手が良いなと感じています。

今回の記事はいかがでしたでしょうか?参考になりましたら幸いです。

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