お品書き
へーベルハウスのフォールディングウインドウの使用感
フォールディングウインドウとは
室内とベランダ・バルコニー・庭をひとつの空間にする、そんなコンセプトを実現できる全面開放可能な大きな窓です。
へーベルハウス実例集では2階リビングとバルコニーをつなげる『フルフラットバルコニー』や3階とプライベートガーデンをつなげる『スカイコテージ』といった発想で提供している建材です。
今回はフォールディングウインドウの使用感とデメリットについての記事を書きます。
フォールディングウインドウの設置例
設置例① 直角に2面展開
直角に配置したLDKに対してフォールディングウインドウを2面に展開した間取りです。バルコニーがあたかも3つ目の新しい部屋のように使用できる点が魅力的です。
当初は、我が家のフォールディングウインドウもこのような配置を予定していましたが、LDKがすべて直線上に配置できるように変更されたため、2面展開のフォールディングウインドウ案は無くなりました。

設置例② 大きく1面展開
ダイニングやリビングからの延長としてウッドデッキとつなげるような仕様です。
全開放すれば室内にいながらアウトドアの心地よさを感じることが出来ます。
開放しなくても、圧倒的な景観と豊富な採光が可能となるのでLDKがあかるくなります。

へーベルハウスエクステリアブックP.109 より引用転載
我が家のフォールディングウインドウ
当初フォールディングウインドウを設置しても全開する事は無いかもしれないという懸念がありました。
例えば、隣の家との距離感や道路からの視線などがないわけではなかったからです。
ですが、その不安は杞憂でした。
この問題に対する解決策については『フォールディングウインドウを生かすコツ』として別記事にしたいなと思います。
我が家ではダイニングにウッドデッキと面したフォールディングウインドウを設置しました。
幅2.7mのフォールディングウインドウを全面開放すると、そのままデッキにアクセスします。
まさにリビングにいながらアウトドア感覚ですね。
平日の朝のすがすがしい風をとり入れながら朝食を、晴れた休日には外でランチなんてのが、家を建てる前に想像していた理想のLDKでした。
つい先ほど全開にして昼ごはん(ピザ+惣菜ですが…)を外で食べてみましたが、想像通りのLDK+デッキに満足しています。
初夏の日差しはそのままだと厳しいのでオーニングテントが役に立ちました。

へーベルハウスエクステリアブックP.159 より引用転載
フォールディングウインドウのデメリット
フォールディングウインドウのデメリットについてはいくつかのデメリットがあるのは確かです。
- 気密性が下がる
- 全開もしくは閉め切り
- 虫の侵入は不可避
- 高価
気密性が下がる
これは開放感があるというメリットの裏返しですね。
そもそも気密性を求めている方にへーベルハウスはあっていない可能性があります。
もし冬に寒い地域でありましたら、シャッターをつけると断熱性がだいぶ変わります。我が家はフォールディングウインドウに限らず、すべての侵入可能な窓に電動シャッターを付けました。
電動シャッター設置は防犯上の目的でしたが、これが思わぬ効果で冬の寒さをしのいでくれました。
フォールディングウインドウをはじめ、大きな窓を設置したい方は電動シャッターをおススメします。
全開もしくは閉め切り
フォールディングウインドウは半開できません。
大きな窓によって明るいLDKは可能ですが、締め切りではせっかくのアウトドア感と心地よい風を取り入れられず価値半減かもしれません
フォールディングウインドウが締め切りになる原因としては外からの視線が大部分かと思います。
ちょっとの工夫(バートスラブ・ルーバースクリーン)で視線を少なくすることもできるので、設計士さんに相談ですね。
虫の侵入は不可避
専用の網戸は全開にしてからでないと閉められません。
夏の夜などは注意ですね。全開にして網戸を閉めるまでの動作に慣れてきても最短で5秒はかかります。
おそらく虫の侵入を防ぐことは困難でしょう。
上記のような難点もありますが、それらをカバーしておつりがくるような魅力的な設備なので、設置する場所と予算の余裕があればおススメです。
高価
確か30万円くらいするかと記憶しています。
ただ住宅用窓でこれほど開放感を得られる設備はなかなか無いのも事実です。
ALC以外で最もへーベルハウスらしさを感じられるという点もポイントが高いのではないのでしょうか?
せっかくへーベルで注文住宅を建てるならフォールディングウインドウは外せない選択肢かもしれません。
上手く活用できる間取りであればぜひ導入を検討してみてください。
へーベルハウスのフォールディングウインドウの使用感まとめ
フォールディングウインドウを生かすも殺すも間取り次第です。
LDKにこだわりがあれば光と風のアクセントをフォールディングウインドウで加えてみるのも一興かと思います。
ただしデメリットもあるので以下の4つがネックになる方は重々気をつけてください。
- 気密性が下がる
- 全開もしくは閉め切り
- 虫の侵入は不可避
- 高価
ですが、これらのデメリットを補って余りある魅力がフォールディングウインドウにはあります。
設計士さんとよく相談して導入を検討してみてください。
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